akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

「胡椒の木」と「花の木」

先日サークルで京都植物園に行って来ました。観察した中で印象に残った“コショウノキ”と“ハナノキ”の花です。

胡椒の木  沈丁花の花によく似ています。それもそのはず沈丁花と同じ仲間です。
果実は初夏に赤く熟し、辛いことから、“胡椒”の名前がついたとのこと。山野の自生し、たまに見ることがあります。(深山樒と間違いやすい)

昨年のこの時季の観察会では「コショウボク」の名札が下がっていました。コショウボクとはウルシ科で香辛料「ピンクペッパー」の採れる木のことなので、まったく別の植物。
間違っている!植物園に確認の電話を入れましたが、その時ははっきりした返事はもらえませんでした。1年後の今、ちゃんと「正しい名札」がかかっていました!

花の木  葉が開く前に咲く紅色の花がよく目立つことからの名前。カエデの仲間
愛知県北部や岐阜県東南部など限られた地域に分布し、自生種は少ないようです。
雌雄別株だそうですが、この大木は雄株?

花の木の紅葉 一昨年の秋の“同じ花の木”の紅葉の落ち葉
花の木はカエデの仲間なので紅葉も綺麗です。