akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

川沿いの散さく路

久しぶりに近所の川沿いの道を歩きました。土手の散策路は草藤が繁茂し、土手の大きな栴檀の木は若葉と淡紅色の花で見事に装われていて、また川岸に面した土手では、群れを成した雀が桑の実を啄ばんでいました。
見慣れた場所なのに、散策するたびに新しい発見や気づきがあり、“自然大好き”な私にとってはまさに“赤とんぼ”を通り越して“極楽とんぼ”になっています。

草藤   青紫色や紅紫色の花。花と葉が藤に似ていることからの名前
     藤の花穂は垂れ下がるのに、この草藤の花は下から上に向かって咲いている。
     マメ科のツル性の多年草

草藤  白っぽい色の花も混じっている(突然変異?)

栴檀の花  古名は「あうち」 
「妹が見し あうちの花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干(ひ)なくに」
             (万葉集 山上憶良)

栴檀の花  「栴檀は双葉より芳し」はこの栴檀ではなく、「白檀」の木のことを指す


桑の実  養蚕業が衰退した昨今は桑畑はめったにお目にかかれない。
子どもの頃この桑の実を、口を紫色に染めておやつ代わりに食べたものです。

桑の木  鳥がタネを運んだのか?自生の桑の木 
     土手を降りることが出来ないので、黒紫に色づいた実を眺めるだけ。
     実をついばんでいる雀がうらやましい!