akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

懐かしい&面白い木の実

先日下見を兼ねて天王寺公園~新世界を散策していて、思いがけない樹を見つけました。
亜熱帯植物で海岸に自生する「アコウ」の木です。道路の側にさりげなく植えられていました。初めは「ゴムの木」?と思い良く観ると、「実」と幹の途中から出ている「気根」と「傷つけると白い乳汁が出る」特徴で、アコウの木と同定。
故郷の海岸沿いには、このアコウの大木が自生していて、海岸に枝を伸ばしていて、そこにロープを巻きつけてブランコにしたり、木陰にござをひいては漫画の本を読み漁ったり、学校帰りは木登りの道草をしたりと・・・思い出のいっぱい詰まった樹木です。

アコウ クワ科イチジク属   暖地の海岸近くに生える常緑の高木
同じ仲間のイヌビワの実とそっくりの実

アコウの実の断面  無花果の仲間なので断面はそっくり
子どもの頃は淡紅色に色づいた実を遊び半分にたべていたが、ぱさぱさしていて美味しものではなかった。

アコウの木の気根    さほど大きな木でもないのに幹の途中から気根を出している

アコウの樹皮(赤味がかった樹皮)と葉

「参考」長崎県五島列島、新上五島町の天然記念物の「アコウ」

「参考」里帰りした時の写真

イスノキの実  マンサク科でよく虫こぶがつき、その虫こぶが特徴だが、虫こぶが付いていない「イスノキの実」は同定が難しい。
黄褐色の産毛に覆われた球形に角が2本(雌蕊の花柱が残ったもの)なんとなくユーモラスな形です。