akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

無患子とガガイモ

この欄で紹介した「アオバト」を見に、馬見丘陵公園に通っている。
だが、〝柳の下にいつもの泥鰌はいない″の諺の如く、〝いつものアカガシの木にアオバトはいなかった″。バーダーたちも「来てないな~」と残念そう。
それでも
体力の維持増進を兼ねての一人観察会は、いろんな自然との出会いがあって愉しい。



公園内の池のそばに鈴なりに実を付けた大きな木が・・

ズームで撮ってみると      無患子(ムクロジ)の実


草むらで落下した実を拾う  
◎右端の無患子の実~小さなふたのようなものがついているが、これは将来3つの実になるはずだったものの2つがしぼんでつぶれた痕跡(「種子たちの知恵」多田多恵子著を参考)
◎真ん中の実~小さなふたが取れてしまったもの。私たちはこれに目玉を付けて〝お猿さんの顔のストラップ”を作って楽しむこともある。
◎左側は皮をむいた無患子の実~果皮には10%のサポニンが含まれていて、昔は洗濯や洗髪に利用したそうだ。所属のサークルでこの果皮を使ってシャボン玉遊びをしたことも・・
1個入っている黒い球状のタネは、皆さんご存じの羽根つきの、追い羽根の玉。
それから数珠の玉にも使われたそうだ。
硬いので加工するのが大変。

ムクロジのイヤリング 
5、6年前に作ったイヤリング。
電気ドリルを使って穴あけをした自作のイヤリングだが、色があせてきて・・


「参考画像」   ガガイモの青い実    9月に紹介した近所の公園のガガイモ
この果実が熟すとタテに割れて綿毛が飛び出す

ガガイモの果実   馬見丘陵公園で見つけて、引き寄せようとすると綿毛がフワフワと
飛び去ってしまった。
タネが飛び去った実はカヌーのような形になる。古事記では小さな体の「スクナヒコナノミコト」がこの「ガガイモの船」で海を渡ってきたと記されているそうだ。


ガガイモのタネ  タネについた細くて長い絹毛
ふわふわと漂う白い絹毛は、捕まえて箪笥の中で飼うと幸せになれという「ケサランパサラン」という「謎の生き物」に間違えられたという話も分かる気がする。
  

オオイヌノフグリ         馬見丘陵公園で


明日から2月 立春ももうすぐ