金蘭と銀蘭
キンラン(金蘭)・ギンラン(銀蘭)は日本の野生蘭のひとつで、かつては里山などでよく見られたものだったが、今や環境省の「絶滅危惧種」に入ってしまったようだ。
そのキンランとギンランが〝私の松尾寺詣で”のコースでこの時期に観られる、なんという贅沢?!幸運!
今年も例年よりは早かったが、美しい、可憐な姿を観ることができた。
金蘭(キンラン) 松尾寺境内にて 昨年と同じ場所に、今年は2本に増えていた
金蘭自生地 法隆寺裏手の斑鳩神社の境内にて
ここには8株ほどが散在して自生していて、踏まないようにと誰かが枯れ枝を立てている
金蘭 斑鳩神社にて
キンラン(金蘭) 斑鳩神社境内
黄色でよく目立ち、花の唇弁に赤い筋が入り、見た目も華やか、栽培種の蘭の花と間違えられそうな美しさ。(心ない人にエビネの仲間と間違えられて採取されてしまうこともある)
キンランもギンランも「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生する「特殊な成育形態」にあり、林下などの特殊な土壌のみで生育するので、採取して持ち帰っても家庭で育てることは不可能
どうか持ち帰らないで!
ギンラン(銀蘭) 松尾寺境内にて 昨年と同じ、薄暗い林の下に4株ほど
ギンラン 松尾寺境内
松尾寺境内で新な自生地が・・仲間から教えてもらう。
新しい自生地は~いつも通っている松尾寺境内のコースのわき、垣根に
こんなところにも生える?驚きです!
新しい自生地のギンラン
ギンラン 純白で清楚な美しさ キンランのように花冠は開かず(おちょぼ口程度)
キンランよりは数が少なくなっているようだ。
記録的な長寿で話題となった双子の姉妹「きんさん・ぎんさん」を彷彿するような「キンラン・ギンラン」ですが、お二人にあやかって、どうか来年も再来年も・・咲いてくれますように!
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