akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

野バラ(照葉野薔薇と野薔薇)

  照葉野薔薇(テルハノイバラ)   武田尾にて

  野薔薇(ノイバラ)?(托葉はテルハノイバラの様? )    武田尾にて
この時季の観察会で「野バラ」の花をよく見かける。じつは一般に“野バラ”と呼んでいるのは総称名で、「ノバラ」の名を持つものはないそうです。よく目にするのは「野薔薇」と「照葉野薔薇」です。
先日の観察会で、一見よく似ている「野薔薇(ノイバラ)」と「照葉野薔薇(テルハノイバラ)」の見分け方を教えてもらった。見分け方①「照葉野薔薇」は葉に光沢がある②葉の付け根の托葉の形が違う③「野薔薇」は枝先に多数の花をつけるが、「照葉野薔薇」は数個の花を付け、花は少し大きいようです。
後で調べてみると、“野薔薇”は欧州で改良された多くのバラの原種の一つであったり、丈夫なので、園芸品種のバラの接ぎ木の台木にもなっているようです。また“野薔薇”の完熟前の果実は、生薬「営実(えいじつ)」として下剤などに用いられています。
観察会などでよく目にしている「野薔薇(ノイバラ)」は意外にも優れものの「バラ」だったとは! ノイバラを見る目が違ってきました!