柊の花
巷では既にクリスマス商戦が始まっています。クリスマス飾りと言えば“ヒイラギ”を連想しますが、今日紹介する“ヒイラギ”はクリスマス飾りの“ヒイラギ”の仲間とは違うヒイラギです。
柊の花(若い雄木の花) とげとげしい葉は成長するに従って葉の棘が少なくなり、丸くなる。「歳をとると丸くなる」人間と同じかな?? 雌雄異株
柊の花(老木の雌花) モクセイ科なので、仲間の金木犀ほどではないが良い香りがします。来年の6月頃には実をつけます。熟すと暗紫色の果実です。
〈参考〉シナヒイラギ 京都植物園にて 西洋柊と同じようにクリスマス飾りに用いられる“ヒイラギ”です。こちらは赤い実の付く「モチノキ科」です。
古くから柊の“葉の棘”が邪気の侵入を防ぐと云われ、“鬼門除け”として、表鬼門(北東)にこの柊を、裏鬼門(南西)に南天の木を植えると良いといわれてきました。ご近所の旧家では見ることができます。我が家はなんせ猫の額庭なので、柊も南天も同じ場所に同じ方角に向けて植えています。
奈良市内の奈良町には、節分に食べた鰯の頭を柊の枝に刺して玄関口に飾る「柊鰯」の風習が今でも続いています。次の節分の日まで飾っていますので、訪れる機会があれば是非見てほしいです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。