akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

荒地盗人萩(アレチヌスビトハギ)

空き地や土手に萩に似た花が見られるようになりました。
萩と同じマメ科のヌスビトハギ。「綺麗な花ね!」と近づくと、果実(豆果)が服にくっついてしまいます。ご用心を!

荒地盗人萩(アレチヌスビトハギ)
北アメリカ原産の帰化植物。

アレチヌスビトハギの豆果
イノコズチやオナモミのように衣服にくっついてしまう“困ったちゃん!”

盗人萩(ヌスビトハギ)        在来種      京都御苑にて
盗人の忍び足の様な豆果(果実)が付くことからの名前(豆果を“ブラジャーの形”と仲間内では表現しています)
まだ果実が出来ていなくて、紹介できないのが残念!
アレチヌスビトハギに比べて花は小さく色も淡い。
豆果の形で「荒地盗人萩」か「盗人萩」かを見分けています。

紅葉葵(モミジアオイ)      植栽されたもの
アオイの仲間。葉っぱがモミジの葉に似ていることからの名前。
今年は花が咲くのが遅いような・・・

亜麻(アマ)の花

嬉しいことが起きました!
(周りの人にとってはたいしたことではありませんが・・・)
5月17日に近畿大学の薬草園を訪れた際に、お許しを得て頂いてきた「亜麻のタネ」
を蒔いたところ、花が咲きました。
“薬草のアマ”の花が咲いたということが嬉しいニュースなのです。


♪亜麻色の髪の乙女♪という唄がありますが、亜麻色とは亜麻の繊維の色のことで、
“黄味を帯びた茶色”のことだそうです。

亜麻の花

近畿大学薬草園で亜麻の種子を採取         2019.5.17

近畿大学薬草園の亜麻の花     2019.5.17

     

アマの説明プレート         近畿大学薬草園


◎種子は・薬種「亜麻仁(アマニン)」として利用
   ・「亜麻仁油(アマニユ)」:食用や塗料、油彩として利用


◎茎の繊維:衣類やリネン製品などとして


 アメリカコナギ       
北アメリカ原産の水田雑草。   在来種のコナギは青紫色で、もう少し後。

山の辺の道で・・・

雨予報の中、“トンボのメガネ”例会の下見で山の辺の道に行って来ました。
歴史音痴の私は、もっぱら昆虫や植物などの自然観察を愉しんできました。

赤トンボ?          
秋の訪れを感じさせてくれる“赤トンボ”ですが・・・
実は「赤トンボ」という名前のトンボはいないそうです。図鑑にも載っていません。
「赤トンボ」は主に「アカネ属(アカトンボ属)」の総称で、その代表的なトンボの「アキアカネ」を指して、「赤トンボ」と呼ぶことが多いそうです。アカネ属以外にも赤いトンボは“ショウジョウトンボ”などがいます。
さらに調べていて驚いたことに、体の色が赤くなるのは“オス”だけ。オスもメスも同じ色素を持っているのに、成虫になると雄の色素だけが赤く変化するそうです。

ルリシジミ?

キツネノカミソリ    彼岸花の仲間  花だけで葉は出てない

ナツズイセン   彼岸花の仲間  花だけで葉は出ていない

ノアズキ?  花(竜骨弁)からノアズキとしたが、上向きにつく豆果が確認できないので、?。 本番の時に豆果を確認するのが楽しみ(下向きに豆果が付いていればヤブツルアズキ)

ヤブツルアズキ  花はノアズキによく似ているが、豆果は下向きにつく(昨年の写真)
アズキの原種とも言われている