akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

元興寺(がんごうじ)を訪ねる

ヤドリギ観察の後、午後は「元興寺拝観」へ。
今回で、3度目の訪問になるのだが、歴史に疎い私はこのお寺に対してほとんど知識がない。(サークル活動の一環としての訪問だったこともあり)


このお寺で仕事をされていたメンバーの一人が、手作りの資料で、ガイドをしてくれた。
3度目にしてやっと、このお寺の歴史や素晴らしさに触れることができた。
内部は撮影禁止なので、庭園などでの写真での紹介です。


元興寺  1998年世界文化遺産「古都奈良の文化財」のひとつとして登録


6世紀に蘇我馬子が蘇我氏の氏寺として建てた、日本最古の本格的寺院「法興寺(飛鳥寺)」がその前身。平城京遷都に伴い、飛鳥から平城京に移され「元興寺」と改称された
(O氏の手作り資料より)


拝観料「500円」を払って


国宝「極楽坊本堂(極楽堂)」
中にはご本尊や智光曼荼羅など・・


この建物と禅室の屋根には、日本最初の瓦(前身の飛鳥寺の瓦)数千枚 が今も使用されている。


室寒桜(ムロカンザクラ)


室寒桜  白っぽい八重咲き桜


素心蠟梅(ソシンロウバイ) 今にに雨が落ちてきそうな天気のなか  
ロウバイの咲いている一角は明るく、甘い香りが漂っていた



元興寺の守り神「元興神(がごぜ)」
境内には元興神(がごぜ)に因む〝鬼の置物”が5体おかれていてそのひとつ。


「日本霊異記」にある説話。昔元興寺の鐘楼に鬼が住み、人々を怖がらせていた。このお寺の道場法師という強いお坊さんがこの鬼を追い払って、退治した。人々はこの法師を神とあがめ、「元興神」とよぶようになったが、実は鬼の姿をしていた。
全国で鬼の事を「ガゴゼ」「ガゴジ」「ガゴウジ」とかいわれる。


元興寺の豆まきは「福は内!、鬼も内!」といって豆まきが行われる
(O氏の手作り資料より)


2月3日の節分での豆まき見てみたいな~😊

ヤドリギ観察

所属している地元の自然観察サークルの
「ヤドリギ観察と元興寺拝観」の例会で奈良公園と奈良町へ行ってきました。


今年度(2022・4~2023・3)は日程が合わずはじめての参加。
会員制なので、会費を持って・・


観察資料「元興寺もヤドリギ」についても手作り



転害門裏手の林の中の「エノキ」に寄生する「ヤドリギ」


ヤドリギは落葉広葉樹(エノキ、ケヤキ、ムクなど)に寄生する常緑小低木
この時季の葉を落とした樹木では「常緑」はよく目立つ。


双眼鏡で覗くと淡黄色の小さな実が・・・
(雌雄異株)


半透明の淡黄色の果実(初めは白くで熟すと黄色くなる)5ミリ~10ミリの大きさ
果肉は粘り気があり(白い糸を引く)
風や鳥のくちばしにくっついたり、鳥の糞(排泄されても粘り気がある)で運ばれ、その粘り気で寄生主にくっつき、発芽し生長する。栄養は宿主からとらない(光合成ができる)が、水分は宿主からもらうようだ(資料によると)


先日「JT生命誌研究館」で学んだ、「共生の関係」ではない、寄生されているエノキは迷惑!?何の利益もないから!?


葉っぱは硬く革のような質感


参加者の何人かが「ヤドリギの実の味見!」
「ほんのりと甘い」そうだ!


拭っても拭っても、口元から白い糸が・・・😁(多分こうなるだろうと思い、味見はしませんでした!)



馬酔木(アセビ)の花  壺型のかわいらしい花が垂れ下がって・・
奈良公園によく見かける植物(鹿が食べない植物なので)


メジロが吸蜜に訪れていた。有毒植物なのにメジロは平気なのかな?



大仏池  水鳥を観る  地元の人がここはスケッチなどの「ビューポイント」の場所と・・



戒壇院の52段の階段  52の修行をして悟りを開くそうだ
早速一人が、52段あるかどうか、階段を上がって数の確認。


メンバーの中に奈良公園内のガイドをされている方や地元の方がいて、
案内や説明をしてくれる。(観光客気分!)


午後からの「元興寺」は次回に!

探鳥会🐦

初探鳥会に参加。
場所はママチャリで行ける奈良県営の「馬見丘陵公園」。


今回もママチャリで・・・よく知っている場所なので、早めに行って野鳥観察。


シメ  イカルに似ている〝太い嘴″が決め手(イカルは黄色い嘴)


カワセミ   前回と同じ場所で・・


10時集合で〝探鳥会″本番
25名の参加者が公園内を移動・・・観察予定の〝イカルの群れ″も逃げてしまうのでは?
と心配しながら・・・


先ほどと同じ場所で、カワセミを観る


メジロにシジュウカラ・・鳥の動きをレンズで追うのも一苦労。


メジロ  花の蜜だけでなく、こんなもの(豆科のタネ)も食べてるんだ。



あの声は?  姿を探す



コスモス園だったところに
手前は「ジョウビタキ♂」 奥に「シロハラ」


ホオジロ♂♀


ジョウビタキ♀  (山茶花にメジロの群れが・・)


シジュウカラ  (誰かが蒔いたパンの耳を食べに)


公園外の別の池に移動するというので、弁当を食べた後、皆さんとはお別れする


ルリビタキ♀   脇腹の黄色とブルーの尾



キセキレイ   久しぶりにお目にかかった 汚い川で申し訳ない🙇



今回は植物に気をとられずに野鳥観察に集中できた。
「あそこに!」と場所を教えてもらうと、割と早く双眼鏡で見つけられるようになったのが一因かもしれない。


「○○さん」とか、「この子」とか・・まるで人に接するような〝鳥愛”あふれる会話を聞くのも楽しかった。


今年の目標「野鳥をもっと知りたい」😊