冬芽観察会で見つけた‶緑色の繭・ヤママユ″の紹介です
◎ヤママユ(私たちはそう呼んでいるけど・・「ウスタビガの繭」で「ヤマカマス」ともいうそうです)
枝先にぶら下がっていたこの緑色のきれいな繭は
「ウスタビガ(薄下火蛾もしくは薄足袋蛾)」という「ヤママユ蛾」の仲間のマユ
11月頃に蛹は羽化して抜け出した(繭の上部から)「空の繭」なのです
繭の下方には水抜きの穴もあいていて、落下しないようにしっかりと太い枝に糸(高級絹糸?)をからませています
みんなで観察中🔎
「この美しい繭は値打ちもの!・・」アクテイブロクさんが説明
仲間の一人が大事そうに持ち帰った
(私も6~7個のヤママユを集めて時々眺めていたが、あまりにも子どもじみていると思い大掃除の時に処分してしまった)
緑色の繭を創り出す「ウスタビガ」及び「ヤママユガの仲間」を知りたいと思い調べてみました👀🔎
ヤママユ蛾の仲間(手持ちの図鑑より)
ウスタビガ
メスがオスより大きく色もきれい!
メスは腹部から匂い(フエロモン)を出して、オスは触覚匂いをキャッチし、雌の居所を探すようです
ウスタビガの雄でも雌でもいいから一度見てみたい!
天蚕糸をとる
◎ヤママユ蛾(図鑑の写真向かって左ページ)
ヤママユ蛾の緑色のマユから天蚕糸(テンサンシ)という高級絹糸をとっている「養蚕」の地域が一部の地域(長野県穂高町など)にあるらしい。
これも一度見てみたい!
今までに見たことのある「ヤママユ蛾の仲間」
「クスサン」
武田尾の桜の木の下で 出会ったのは
「シラガタロウ」と呼ばれる幼虫と「スカシダワラ」と呼ばれる空の繭だけで
まだ「クスサン」には出会っていません😢
オオミズアオ(高槻の川久保渓谷で一度だけ出遭った)
薄い水色の大きな蛾でした!
緑色の繭・ヤママユを採取して糸を紡いで・・・と思ってみたが
ヤママユつまりウスタビガのマユ(ヤマカマス)は、絹糸が細く、繰るのが大変だとのこと! 金儲けにはならないようだ😞
商売になるのはヤママユガの繭だけ・・・
観察会が終わっても
いろいろと調べるのが愉しい!
観察会を二度愉しむBABAちゃんです。