akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

葉桜の遊歩道で・・・

すっかり葉桜になった川沿いの道を歩いてみました。



桜並木の下には・・・なんと!いろんな野の花の群落が・・・
私にとっては〝お花畑”。「えっ、どこが?」なんて云われそうですが。


真っ先に目についた、「ノジシャ」の群落
ヨーロッパ原産の外来種。
明治期に野菜として導入されたのが、現在はあまり栽培されず、野生化したもの。
もちろん、肉の付け合わせやサラダなどに利用できます(*^▽^*)


良く見れば清楚で可愛い花。新しい分類で「スイカズラ科」



ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
田んぼの畔などで良く見られるが、ここで観られるなんて・・・

薄紫色の花なので、ノジシャよりは目につきやすい。
花は上下2唇に分かれ、下唇の中央に黄褐色の模様がある。ユニークな花の形



カタバミの仲間
カタバミの仲間は、すべて睡眠運動をする。
夕方になり日が陰ると葉を下に向けて畳み、まるで片側が食まれたように見えることから、この名が付いたそうだ。


カタバミ



イモカタバミ(雄しべの葯が黄色)



ムラサキカタバミ(雄しべの葯が白色、花粉ができず結実しない)




ナガミノヒナゲシ(繁殖力旺盛な外来種)




アメリカフウロ(外来種)



アカタテハ(タンポポの花を訪問中)



世の中の紛争も・・私の憂いを・・・おかまいなしに、季節はどんどん進んでいます。

奈良公園の里桜🌸など

里桜(八重桜)で有名な
大阪の「造幣局の桜の通り抜け」が今日から2年ぶりにはじまったようです。


私は
昨日、一日早い「里桜の花見」に奈良公園へ行ってきました。
(里桜とは、大島ザクラを基にして作出されたと考えられる園芸品種の総称)


購読している朝刊の奈良版に春日大社・万葉植物園の「緑のサクラ(御衣黄)」開花の記事を目にして( ^ω^)・・・奈良公園へ!



万葉植物園に行かなくても、奈良公園内の一角に植栽されている場所へ(入園料を節約)


近くに八重紅枝垂れと関山や紅豊などのサトザクラが見頃なので、葉っぱ色の桜の花には気付く人が少なく、だれも寄り付かない。

御衣黄(ギョイコウ)  サトザクラの品種
萌黄色をした花の色が貴族の衣装(御衣)の色に似ていることからの名前。


開花はじめのころ   「緑色のサクラ」の呼称にぴったりの、ブローチのような・・・


少し花弁の色が薄黄緑色に
花の中心部に紅色の筋が入りだんだん赤味が増して散っていく。
来週くらいに再度見に行きたいな~



普賢象(フゲンゾウ)  古くからある八重桜の品種
雌しべの形が"普賢菩薩の乗る像の鼻”の形を思わせることからの名前。
椿のように花は花冠ごとポトリと落ちる



関山(カンザン) 八重桜の代表品種  花は"桜湯”などに利用



楊貴妃(ヨウキヒ)  
興福寺の僧・玄宗が愛したことからの名・
淡紅色に濃紅色が混じった花色が艶やかな楊貴妃を連想させる?



紅豊(ベニユタカ) 紅紫色の大輪で、散り際に一段と赤く染まる


浮雲園地



この日は気温26℃ほどの暑さで鹿たちも木陰で・・・



鹿にによる食害(地上部から2メートルほどの高さで切りそろえられたかのような桜)


来週も
中心部が紅変した御衣黄桜やカスミザクラの重弁化した「奈良の八重桜」を
見に行こう!

木通(アケビ)の花🌼

コシアブラ(若芽)を求めて、厄除けの古刹・松尾寺まで山道(参道)を歩いてきました。
目的のコシアブラはまだ時期が早いようで採取できなかったです。


幸いにこの時季ならではの3種類のアケビの花を観ることができたので、紹介です。



秋の山の果実の代表と言えるアケビ。
木通(アケビ)の果皮や春の新芽が山菜として利用できるので、最近は栽培されてもいるようです。


アケビの雌花(淡紅色)と雄花(白っぽい)


アケビの葉は掌状複葉(小葉が5枚)


三つ葉木通(ミツバアケビ)の雌花(暗赤色)と雄花(つぼみ)

葉は複葉(名前の通り小葉が3つ葉)
矢田丘陵で見かけるのは、ほとんどがこのミツバアケビ



五葉木通の雌花(紅紫色で三つ葉木通より大きめの花)と雄花

アケビと三つ葉アケビの交雑種と言われ、あまり実を付けない。
花色はミツバアケビに、葉の形はアケビに似ている。


ゴヨウアケビの葉(掌状複葉で小葉が5枚)

これくらいの若葉だったら、食べられるかな?(お浸し?天ぷら?)
まだ食したことがない( ´艸`)



サルトリイバラの花
葉はお団子を包んだりするので、田舎では「団子の葉」と呼んでいた。
若葉は食べられるようですが・・・



山桜は葉桜に、カスミザクラが咲き始めました。


カスミザクラの花柄と葉柄(山桜とのちがい)を観察

カスミザクラの花柄や葉柄には産毛が( ^ω^)・・・
(山桜には花柄も葉柄にも産毛は無い)
たまたま手が届くところで観察できたが、いつもはそうはいかない。
場所(山)と咲く時期(山桜より遅い)などでカスミザクラかどうかを判断しています。


ベニシジミ


ベニシジミ♀



ウワミズザクラやガマズミ、モチツツジの花も咲き出しています。
これからも新緑と草木花を楽しめそうです😊