akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

無患子(ムクロジ)と扉(トベラ)



(広峰神社 鳥居の奥に無患子の木が見える)
愛車のママチャリで近所を散策してみました。
数本の無患子の大木がある広峰神社では無患子の実を拾い、耕作放棄田の側では扉の実を観てきました。無患子も扉の果皮も自然工作でよく使われる材料です。

広峰神社の境内の無患子(飴色の果実と果皮を剝くと中には黒い種子)
無患子の黒い種は羽根を付けて羽根つきの玉に利用。“無患子”の名には“子が患わ無い”という願いが込められているそうです。羽子板で厄を跳ね返す・跳ね除けるという縁起物でもあるようです。108個つなげて数珠にしたとの説もあるようです。それでお寺によく植えられているのかな? 果皮にはサポニン成分を多く含み、かっては石鹸の代用にしたそうです。

無患子の実のストラップ(昨日の仲間が所属するコンサートでお土産に頂いたもの)

無患子の種のイヤリング(自作の金と銀の愛用のイヤリング)

耕作放棄田の側の扉(トベラ)
節分に“魔除けのため”にこの木の枝を門扉に押したことからの名前。「とびらの木」が次第に変化、略されて「トベラ」になったそうです。

トベラの果実と赤い種子(種は粘々していている、ヒヨドリなどが好んで食べて、遠くへの種子散布をしてくれる)赤い種を除いた(3枚の花弁のような)果皮は工作に利用

サザンカの果皮のストラップ(よく似たイメージですが、トベラの果皮のストラップと写真を間違えました)
子どもたちへの工作によく提供する材料です。