akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

夕顔の実

畦道にでんと置かれている大きな果実。タイミングよく農家の方が軽トラで回収に来られ、ユウガオの実の“ポーズ”?を決めてくれた。(私は既に「ユウガオの実」のことは知っていたが)親切に、この実から「干瓢をつくる」と教えてくれた。これはまだ小さい方だとか・・・

採れたて「夕顔の実」「ふくべ(瓢)」
未成熟の夕顔の果肉(瓢)を細長く剝いて干したものが「カンピョウ(干瓢)」。巻寿司などの料理に利用される。


食べるだけでなく容器として
成熟した夕顔の実“ふくべ”の果肉を取り除き、外皮を乾燥させたものを材料とした「茨木県の伝統工芸品」などもあるようです。(調べていて初めて知りました)

夕顔の雄花   インド、北アフリカを原産とするウリ科の植物
日本では平安時代には既に栽培されていたようで、「枕草子」や「源氏物語」の作品に登場している。

夕顔の雌花  (2014.8.6撮影)
夕顔の花は文字通り夕方から咲き始め、翌朝には凋んでしまう。

夕顔の実  (2014.8.6撮影)


夏によく食べる冬瓜にも似ていますが、トウガンの方が緑色が濃く、長楕円形です。
このユウガオのほとんどが干瓢に加工されるので、食材として市場に出回ることはないとのこと、トウガンと間違う心配はなさそうです。