一人観察会Ⅱ(高野箒と藪柑子)
高野箒の花
道中では花を付けている高野箒(コウヤボウキ)の群落に出会った。淡い
色の花なので目立たないが、良く観ると細い花弁がくるりとなって可憐です。
名前は高野山には竹がないので、竹ぼうきの代わりにこの高野箒の落葉し
た枝を束ねて“箒”を作ったことからこの名がついたそうです。
藪柑子(別名:十両)の実
道脇で“正月の縁起物”植物の一つの藪柑子(ヤブコウジ)も見つけました。
参考までに“正月の縁起物”を紹介しますと~マンリョウ(万両)、センリョウ
(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)
~です。縁起物として扱われた経緯から古典落語「寿限無」の中にも~やぶ
らこうじのぶらこうじ~と登場します。古くから人々に親しまれ、身近な存
在だったのですね。
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