akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

上溝桜と霞桜

いつもの矢田丘陵に“ウワミズザクラの開花”と“カスミザクラ”を確認のためにルーペ持参で出かけた。
日曜日とあって子ども連れの家族などのハイカーで賑わっている。徒歩や自転車、マイカーで来ているので三密にはならない。それにみなさんマスクも付けている。


植物観察しているおばちゃんということでか?下山途中に40代の女性2人に声かけられた。
ギンリョウソウや山菜になるコシアブラなど教えてあげて、「ギンリョウソウなどの珍しいものを教えてもらい、これから山歩きする楽しみが増えた」ととても喜ばれた。


今回も“たのしい、楽しい、愉しい”矢田丘陵歩きでした。


ウワミズザクラ(上溝桜)  今年は花が極端に少ない!
この矢田丘陵にはこのウワミズザクラが多く自生していて、花のトンネルになった場所もあったのに、今年はない!伐採されたのか?樹も少なくなった。それに花も見当たらない。探してやっとの状態。

ウワミズザクラ(上溝桜)  山野に生える落葉高木の桜
雄蕊が長く突き出ていて花穂がブラシの様に見える。レース模様のようでキュートな桜花
花穂がよく似ているイヌザクラとの見分け方は花穂の下に葉が付いているかどうか。
ウワミズザクラには数枚の葉っぱがついているがイヌザクラには葉は付かない。


サクランボは山菜や果実酒などとして利用


カスミザクラ(霞桜)        奈良盆地を望む国見展望台にて
山桜より高い場所に1~2週間遅く咲く。
山桜にしては~開花時期が遅く花の色も白っぽい~と毎年疑問に思っていた。今年こそはと・・・ルーペ持参で観察をした。
よく山桜と混同されるようだが、山桜と違ってこの霞桜には葉柄や花柄に産毛がある。
「葉柄と花柄に産毛を確認!」やはり霞桜であった。

カスミザクラの花  花柄に産毛がある

カスミザクラの葉   
葉柄のうぶ毛と葉の縁の鋸歯が不規則(重鋸歯)が特徴(山桜との違い)


ヒメハギ(姫萩)   山野の日当たりの良いところに生える常緑の多年草
花の色や形がハギの花に似ていることからの名
花弁の先のフリンジがよく目立つ


ラッキー! 珍しい植物に出会った!


今日もこれから「松尾寺詣」行って来ます!