akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

紫陽花

    矢田寺の紫陽花園
シニア自然大学校の同窓会で“矢田寺の紫陽花”を見に行って来ました。前日
までの雨と、当日の曇り空が幸いして期待以上の美しさの紫陽花を堪能・観
察しました。

 萼紫陽花
中央に集まっている小さい花が、オシベとメシベを持つ、本来の花(両性花)で、周りの大きな花びらの花はオシベやメシベを持たない装飾花(萼)と呼ばれています。

 中央の両性花が咲き終わると、周りの装飾花は反転し裏返しになる
装飾花は目立つことで、受粉を助ける昆虫をおびき寄せる働きをしていて、両性花が咲き終わり用がなくなると、反転する。

  紫陽花(西洋)
花の様に見える部分は装飾花で、オシベやメシベはほとんどなく、タネができることもほとんどなく、挿し木や株分けで増やしています。紫陽花は「野生の萼紫陽花」改良した園芸品種です。西洋紫陽花と言うので、外国の花かと思っていましたが、もともと日本の原種だそうです。

 咲き始めると(左の白い花)花の色が変化(右の青い花)
紫陽花の花の色は“七変化”と言われるぐらい変化します。咲き始めは白っぽく、土壌が酸性だと花の色は青紫色に、アルカリ性だと赤く変わっていくようです。(品種によっては白いままもありますが)
一番、梅雨時の雨に美しさが際立ち、似合う花です。