akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

マメ科の猫(猫萩)と小豆(野小豆)

法隆寺裏手の里山歩きで出会った「猫に小判」ならぬ「猫(猫萩)と小豆(野小豆)」の花を紹介します。

 猫萩(ネコハギ)
「犬萩」に対して「猫萩」など諸説ある中で
黄褐色の毛が地面を這うように伸びる茎や丸い葉などに目立ち、白い蝶形花の中央に紅紫色の斑がある様子から“猫”を連想しての「猫萩」の名になった(説を支持しています)
小さい花はルーペで覗くととても愛らしいです。花の後に小さな豆の形の実が付きます。

 野小豆(ノアズキ)
マメ科特有の蝶形花と印象が違う花で、中央の竜骨弁がクルリとねじれているのが特徴

 豆果は“小豆”の豆果とは違い、「キヌサヤ」の様に幅の広いサヤが上向きにつく

 繁茂しているノアズキ、別名「ヒメクズ」ともいう

 <参考> 藪蔓小豆(ヤブツルアズキ)
小豆の「原種」もしくは「野生化した変種」と言われている。
花は「野小豆」によく似ているが、豆果は「小豆」に似ていて下向きにつく