akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

野の花

岸和田の蜻蛉池公園で出会った「野の花」の紹介です。
私にとっては、公園に植栽されている「紫陽花」や「薔薇」と同じくらい素敵に見えました。

西洋都草(セイヨウミヤコグサ)
ヨーロッパ原産の外来種。「都草」の名は京都周辺に多かったことからの名
ミヤコグサ(1花茎に2個前後の花)より花数(1花茎に5個前後)が多くつく。

西洋都草

花浜千振(ハマハナセンブリ)
リンドウ科、地中海沿岸原産の外来種

捩花(ネジバナ) らせん状に捩じれた、左巻と右巻きの花穂
日当たりのよい草地でよく見かけるラン科の多年草。
「モジズリ」とも云う

野薊(ノアザミ)  
アザミの中では早く咲き始める(春から初夏にかけて)ことと、頭花の下方を包む総苞がべたつくので見分けが付く。


かつて職場で「アザミの会」(綺麗だけど棘がある??)なる女子会を作っていたのが懐かしい。

河川敷の植物



シジミ採りに出かけた淀川の河川敷と河川敷公園で観た植物です。

南京黄櫨(ナンキンハゼ)の花
穂状になっているのは、花弁のない花の雄花。穂の付け根に赤い丸で囲っているのが雌花。
中国原産の庭園樹木。紅葉と白い実が美しい。
“黄櫨”と同様に樹皮から蝋がとれることにちなんでの名前。
黄櫨はウルシ科だが、こちらはトウダイクサ科です。
鳥がタネを運んできたのが大きくなったのでしょう?この木の実をクリスマスリースの飾り用に採りにきたことがあります。

唐鼠糯(トウネズミモチ)の花
こちらも房状の白い花を付け、樹木全体が白くなっていた。(樹木全体の写真が無くて残念)1個の花に黄色い葯を付けた雄蕊が2本。雌蕊は目立たない。(雌雄異花かと思い、調べたが違うようだ)
こちらも明治初期に中国から、園芸種として導入された。
在来種のネズミモチとの見分け方の一つは、トウネズミモチの葉っぱを光に透かして見ると、側脈がはっきりと透けて見える。(ネズミモチの葉っぱは側脈は透けて見えない)
黒紫色の実はヒヨドリなどの野鳥の大好物。その分、糞と一緒に種を散布するので、あちこちで野生のトウネズミモチの樹が目につく。ネズミモチとの交雑もあるようで、どっちかな?と判断に困ることもしばしば。

薮枯らし(ヤブガラシ)  繁殖力が旺盛な雑草だが、この花の美しさ!
花は淡緑色⇒淡桃色⇒橙色に
ヤブガラシの若芽は茹でてお浸し等にして食べられるというから、意外や意外!

水辺の植物

動物園や美術館、大坂の陣で真田幸村などが本陣を構えた茶臼山、純日本風の庭園の慶沢園などまさに都会のオアシス“天王寺公園”。私のお気に入りの公園の一つです。

茶臼山の側の「河底池」  手前の植物は「ミズカンナ」

ミズカンナ  カンナに似た葉っぱの水生植物。北アメリカ南部原産で昭和の初めに水質改善と観賞用に導入された。

ミズカンナの花と実   白く粉をかぶったような苞、暗紫色の花(仮雄蕊が変形したもの)と黒紫の果実   果実を観たのは初めて

シラサギカヤツリ    初めて見る植物  名前に“白鷺”を関しているのがいい!

シラサギカヤツリ   勿論園芸種だが、原産地は北アメリカ南東部
別名:シラサギスゲ、鷺の舞、シューディング・スターなど
白く色づいている細長い三角形のものは苞(ほう)で、花は小さく目立たない。


 

(誤って再掲)

ハンゲショウ  シラサギカヤツリに負けじとばかり涼やかさを競っている

これからが私の出番と「ミソハギ」の花