akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

近所を

ぽかぽか陽気と花だよりに誘われて近所を歩いて来ました。

桜&西洋芥子菜   染井吉野にはツタが絡まり樹が弱って来ているようで、花の付きも少なくなっている。反対に西洋芥子菜の方は外来の野生種で年々勢力を拡大している。
淡いピンクと黄色のコントラストがきれい。

染井吉野&雪柳    町内を流れる岡崎川の堤 ミニコミ誌にも桜の名所として紹介
近所の人に数人出会っただけの静かな名所。雪柳の白と桜の淡いピンクが川面に映えて美しい

桜並木だけの岡崎川の堤    花弁が川面に浮いている

岡崎川のカルガモ  川面の桜の花弁と戯れるようにカルガモがゆったり泳いでいる。
他のカモたちは北の国へ帰ってしまったのか?(カルガモは年中見られる留鳥)

ハナニラの群落   淡青色の花色と星形の花の形がチャーミング

すみれ・スミレ・菫

啓翁桜や江戸彼岸、アオモジ、ミツバツツジ・・と観察会に出歩くことが多いこの時季。ふと足元を見ると“スミレ”が「私たちも見て!」とばかりに可憐な姿を見せている。


スミレの語源は大工道具の「墨入れ」からとされ、スミレの距(きょ)(すみれの花の尻尾の様な部分)が墨を入れる「墨壺」に似ているためと言われている。子どもの頃は建築現場で大工さんがこの墨壺を使って仕事しているのをよく見かけたが、今は見かけません。
正倉院の御物に“大工の墨入れ壷(奈良時代の物)”があることからも、万葉の時代からこの“すみれ”の名前は定まっていたようです。「山渓・名前の図鑑」参考


きょうは古くから愛され、万葉集にも詠われている“野のスミレ”の紹介です。

溜池の堤で  

溜池の堤で

タチツボスミレの仲間  矢田丘陵の里山

シロバナタチツボスミレ?  矢田丘陵の里山

アリアケスミレ     田んぼのあぜ道で

シハイスミレ   川西市のエドヒガン桜観察会にて
葉の裏が紫(紫背)で花色も濃い紫色のスミレ。


スミレは生えている場所、地上茎の有る無し、花の色や形、葉の形などで分類され、220品種もあるそうですが、同定はなかなかです。
今はスミレの控えめな、気品のある、美しさを“愛でる”に徹しましょう!

“春”を食べる

“春”を食べるとは?
“春”とは土筆・春蘭・菜の花のことです。春の苦味を味わってみました。


採取してきた土筆   ハイキングの途中で摘んできました。
これから、ビニール手袋を付けて(アクで指が真っ黒になるので)袴をとります。

袴を取り除いた土筆   袴を取り除くときに茎も折れるので、かなり少なくなりました
これからたっぷりのお湯でゆでこぼします。

茹でた土筆は水にさらしてアク抜き

つくしの卵とじ    出し汁、砂糖、醤油、みりんで煮て、最後に溶き卵で閉じる
(器は自作の陶器)
アクの抜き過ぎで苦味が少なく物足りなかったが、甘めの味は私好み!

春蘭(我が家の庭の)  野生種
先日「春蘭展」へ行ったときに、仲間から「塩漬けした春蘭は“桜湯”のようにお湯にして飲める」と聞いたので、早速料理して見ることに・・ネットで検索すると「塩漬け」は時間がかかるようだ。お浸しにするには量が少ない。「酢のもの」にすることにしました!

さっとお湯に通し冷水にとった春蘭の花

春蘭の花の酢の物    湯通しの春蘭の花に酢、砂糖、醤油少々で味付け
淡黄緑色の花弁が少しほろ苦い

菜の花の辛し和え    お店で買ってきた「菜の花」を茹でて辛し和え(今季初物)
(器は自作の陶器)   辛子が効いて美味しかったです!(自画自賛?)