akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

慶沢園と水生花園で・・

先日、〝サークルの宿泊例会打ち合わせ”のために訪れた天王寺公園。
公園内の「慶沢園」と河底池の池縁「水生花園」での植物などの紹介です。


大阪市民でないので、入園料150円が必要


慶沢園  住友家本宅庭園跡   大名庭園風の林泉回遊式庭園だとか
今はスイレンが見頃。
大きな緋鯉、鯉、アカミミ亀、スッポンまでいる。



スイレンとアオサギ
この日は数羽のアオサギがいて、時々縄張り争いをしていた



睡蓮の花



ヒメコウホネ



葉薊(ハアザミ)  アカンサス
よく見かける園芸種の花だが、「アカンサス」の名前が覚えられない。
ここでは「ハアザミ」とネームプレートがあり、これなら覚えられそう( ´艸`)


アザミの名は「オニアザミの葉」に似ていることからの名前だそうで、アザミとは別種の植物。(本種は「キツネノマゴ科」でアザミは「キク科」)



シャシャンボの花
黒紫に熟した実は食べられる。同定するのに「葉っぱの裏側の主脈に引っ掛かり」を逆なでして観察する。



川底池(平安時代の初期に「和気清麻呂」が、大和川の流路変更のため開削工事を行い、その時造成した名残の池)
池縁の水生花園(大阪市は観光名所にしようとしているらしい?!)


半夏生と水カンナ
浮草はアサザ(花は見当たらなかった)


ハンゲショウ



ハスと水カンナ
網でメダカをすくっている市民が・・・(ダルマメダカだと思うけどと見せてくれた。
かなりの数だったので、「飼うの?」と聞くと「友達にあげる」とのことだった??
「メダカをとっていて、咎められない?」「今まで何も言われたことはない」)
違法行為だと思ったけど、勇気がなくて・・・スルー!



手前2本の太いのが「ガマ」 細いのが「ヒメガマ」



ミソハギ
盆花のミソハギが咲き始めていた。

狭庭の紫陽花と蝶たち

コロナ感染者数も減少し、グループでの活動も増えてきた。
探鳥会に続いて、大和民俗公園の観察会、シニア自然大学研究科のOB会の京都での親睦食事会などと・・・
(これらは〝アクテイブロクさん”のブログで既に紹介済み)


今回は猫の額庭の〝紫陽花”と庭を訪問してくれる〝蝶”の紹介です。


謙遜でもなく、本当に狭い庭に、地植えや鉢植えで雑然と植えてある紫陽花たち


紫陽花の花は大きく2つに分けると「額ぶち咲き型」と「手まり咲き型」に分けられるようで・・・庭のアジサイを2つの型に分けての紹介


「額ぶち咲き型」の紫陽花

萼紫陽花(ガクアジサイ)
 中央が真花(両性花)、周りを装飾花で飾っている



これも額ぶち咲き型    淡い紅色が肥料のせいか?だんだん濃い色に・・・😢



30数年前に鉢植えを購入  確か「墨田の花火」という名前だったような?
(真花は終わりかけ)


甘茶(アマチャ) 真花は咲き終わりかけで、装飾花は反転しかけている。
萼紫陽花の仲間で、山紫陽花の変種とされている。(友人に株を分けて頂いたもの)


「甘茶」の名前のように、葉には甘みがあり、乾燥させたものをお茶にするようだ。健康茶として人気があるようだが・・・自分で作って飲んだことはない。


一般的には紫陽花の葉には、毒があり、料理の飾りはもちろんのこと、お茶にして飲むなどできない。


調べてみるとお茶にするために栽培している県もあるようだ。




「手まり咲き型」の紫陽花
萼紫陽花の真花(両性花)がすべて装飾花になったもので、真花は装飾花に隠れて見えない


小形なので、切り花に適した紫陽花(水揚げが大変だけど・・・)


花色がお気に入りの紫陽花


柏葉紫陽花(カシワバアジサイ) 花を終わりかけ
葉っぱがカシワの葉に似ていることからの名。繁殖力旺盛




狭庭を訪問してくれる蝶

ツマグロヒョウモン♀  白妙菊に

ッマグロヒョウモン♀   ♂とは少し模様が異なる
「ツマグロヒョウモンの雌」は、毒をもっている「カバマダラ蝶」に擬態しているといわれている。鳥などの天敵から身を守る戦略のようだ。



ホシミスジ (我が庭に住み着いている?よく見かける蝶)


ヒメジャノメ    近くの空き地から訪問


ベニシジミ?



ウスキチョウ?とヒメジョオン  近くの空き地で


モンキチョウとアゲハもよく訪問してくれる。
4月頃はアオスジアゲハも・・・


道路を隔ててあった菜園が整地され、家が建ち始めた。


これから蝶の訪問もめっきり少なくなるだろうな?!

探鳥会のはずが・・・

友人に誘われ「榛原子どもの森」周辺の探鳥会に参加しました。
この会は、事前登録なしで、誰でも気軽に参加できるとあって、当日も34名の参加者で大賑わい。
「ヤマセミやサンコウチョウ」が見られるスポットということでワクワクしながらの参加。


ヤマボウシの木の下で・・・


オオルリ、キセキレイはしっかり見れた。オオルリやキビタキ、ウグイスの囀りにも癒された。
恥ずかしながらデジカメで撮った写真はこの「ホウジロ」だけ(/ω\)
ホウジロは木のてっぺんが好きらしい( ´艸`)


お目当てのヤマセミにもサンコウチョウには出会えず・・
端境期とかで、観察の野鳥も少なく・・・


皆さんんは上を見るのに、私は下を見ながら・・(これを"上の空”というのでしょうか?)
あくまでも探鳥会なので、失礼にならないように植物観察を・・・


薄暗い林の湿った所に見つけた「雲切草」
(帰宅して調べて分かった)

クモキリソウ(雲切草)  花が淡緑色なので「アオグモ」とも呼ばれる(暗赤色の花もあり、それは「クログモ」と呼ばれる)
ランの仲間で奈良県では準絶滅危惧種


雲切草の花(アオグモ)



参加者の誰かが「ハンゲショウ」と言っている\(◎o◎)/!


黙っておれない!すかさず訂正!「マタタビ」と・・
花の時期に葉を白くするのは「ハンゲショウ」と似ているけどと・・ホローも忘れずに。

花の時期に枝先の葉を白くする「マタタビ」


帰路の道脇で運よくマタタビの花に出会えた。

マタタビ(雌花)  キーウイの雌花とそっくり。
果実は細長く先端が嘴のようにとがる。果実酒などに利用。なかでも虫こぶの果実は乾燥させたものを、鎮痛や強壮剤などに利用。



マタタビ(雄花)   この雄花もキーウイの雄花にそっくり


参考までに「ハンゲショウの花」
花の時期に葉を半分白くする。「半化粧」や「片白草(カタシロクサ)」とも

目立たない花の代わりに葉を白くして昆虫を呼び寄せる戦略のようだ。
花が終わると、白くなった葉は元の緑色に返る。


林内に「山紫陽花(ヤマアジサイ)」の群落も・・・
見慣れた園芸品種のガクアジサイより地味だが、素朴で美しい。

装飾花の白色も見られた


ウツボグサ(靫草)シソ科

太い花穂が矢を入れる靫に似ていることからの名だが、靭には馴染みがなくて…
花穂を乾燥させたものを「夏枯草(かこそう)」と呼んで利尿剤に利用。