akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

狸・猫・鷺・雀・烏の名がつく花

日中は高温注意報の出る体温に近い気温、夜は夜で25℃を超える熱帯夜が続いています。


この暑さにぼーっとしながら撮りたて写真を整理してると
旬の花の写真に動物や野鳥の名前が・・・


狸豆(タヌキマメ)   
青紫色の花は狸の顔に、後方の褐色の毛に覆われた花後の実(豆果)が狸の尻尾みたい!
3年前に友人に頂いた苗で花を咲かせ、タネを採り毎年育てている(1年草なので)
友人宅に里帰りさせようとたくさん育てたのに、コロナ禍で里帰りもかなわず・・・


猫萩(ネコハギ)
茎は地面を這って伸びていて、茎にも葉にも産毛が目立つ。白い花には紅紫色の斑点が・・昔の人は猫を連想したのかな?(よく似た“犬萩”という名の植物もあるがあまり見かけない)


鷺草(サギソウ)
友人に頂いたものを昨年ダメにして、春にまた分けていただいたもの。
“ミニ湿地”で無事に咲かすことが出来ました。

鷺草    白鷺が羽を広げて飛んでいるかのような!


雀瓜(スズメウリ)雄花
カラスウリと違い昼間も花が開いている。
果実はパチンコ玉の大きさで、熟しても赤くならない(白っぽい実)


烏瓜(カラスウリ)雌花    閉じかけの花
雀瓜の実に対して実が大きいので、“烏”瓜になったとか・・
実は熟すと紅くなる。蔓にぶら下がっているカラスウリは秋の野山の風物詩。
雌雄異株で夜開花し、スズメがにより受粉。雌株にはたくさんの雌花が付いているがうまく受粉しないと実はつかない。


昔の人は身近な生き物から草花の名前をつけたのですね。

松尾寺へ

2か月ぶりに松尾寺へ行って来ました。
連日の猛暑日が続いているので、早起きしての松尾寺詣出です。
法隆寺裏手の登り口(参道)を6時過ぎにスタート。なんと早々と下山してくる人が・・
暑くならないうちにと思うことは同じですね。(下りてくる人も登る人もシニアばかりでした)


松尾寺境内    鉢植えの百合(花が終わり)片付けが始まっていた。残念!
本堂では“朝のお勤め?”のドンドコドンドコと太鼓の音に気持ちが鼓舞され、元気をもらったような。


アキノタムラソウ   

フユイチゴ(冬莓)  冬に赤い実を付ける   昨年はジャム作りをしたあの冬莓が・
季節はどんどん進んでいるようです・・・


ガンクビソウ 横向きや下向きに咲く頭花の形が“キセルの雁首”に似ていることからの名   名前が面白い、目立たない野の花です


ヘクソカズラ   葉や茎、花をもむと悪臭がすることからの名
花は可愛いです。別名「サオトメバナ」「ヤイトバナ」
雰囲気的には「サオトメバナ」の名がピッタリかな?


オオヒカゲ   


樹液を吸うオオヒカゲ   右上にカナブンも樹液を吸っている
樹液を吸うのに頭を下に逆さになっている?


ハラビロトンボ?   


久しぶりにいい汗をかきました!

イネの花と水田の雑草

長かった梅雨もやっと明け、8月に入りました。
暑くならないうちに買い物を済ませようと、スーパーへ向かう途中、目に留まった稲田の
様子です。

“分けつ”が進んで青々とした稲田   除草されていない雑草が繁茂

稲の花発見!  
白いのはイネの花の雄蕊で、咲いているのは2時間ほど、この雄蕊の花粉が風に運ばれ(稲は風媒花)、同じ花の雌蕊に付いて受粉する「自家受粉」という方式。
(稲の花が新鮮に映ったので、後で調べてわかたことです)


アメリカコナギ    北アメリカ原産の帰化植物の水田の雑草
近所の水田でよく見かける

アメリカコナギ     清楚で美しいと思うが、あくまでも水田の雑草
淡青色もあるようだが・・

コナギ(小菜葱)    在来種で開花時期はもっと後(9月初旬くらい)
かろうじて1輪だけ開花しているのを見つけた
稲の伝来時に持ち込まれたようだ。
昔は葉を茹でで食べていたらしい。それで“菜葱”の字が当てられたのかな?


イトトンボ    アメリカコナギの間を飛んでいるのをよく見かける


コロナ禍で自粛生活を余儀ななくされているこの頃ですが
“身近な自然に癒されています!”