akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

探鳥会のはずが・・・

友人に誘われ「榛原子どもの森」周辺の探鳥会に参加しました。
この会は、事前登録なしで、誰でも気軽に参加できるとあって、当日も34名の参加者で大賑わい。
「ヤマセミやサンコウチョウ」が見られるスポットということでワクワクしながらの参加。


ヤマボウシの木の下で・・・


オオルリ、キセキレイはしっかり見れた。オオルリやキビタキ、ウグイスの囀りにも癒された。
恥ずかしながらデジカメで撮った写真はこの「ホウジロ」だけ(/ω\)
ホウジロは木のてっぺんが好きらしい( ´艸`)


お目当てのヤマセミにもサンコウチョウには出会えず・・
端境期とかで、観察の野鳥も少なく・・・


皆さんんは上を見るのに、私は下を見ながら・・(これを"上の空”というのでしょうか?)
あくまでも探鳥会なので、失礼にならないように植物観察を・・・


薄暗い林の湿った所に見つけた「雲切草」
(帰宅して調べて分かった)

クモキリソウ(雲切草)  花が淡緑色なので「アオグモ」とも呼ばれる(暗赤色の花もあり、それは「クログモ」と呼ばれる)
ランの仲間で奈良県では準絶滅危惧種


雲切草の花(アオグモ)



参加者の誰かが「ハンゲショウ」と言っている\(◎o◎)/!


黙っておれない!すかさず訂正!「マタタビ」と・・
花の時期に葉を白くするのは「ハンゲショウ」と似ているけどと・・ホローも忘れずに。

花の時期に枝先の葉を白くする「マタタビ」


帰路の道脇で運よくマタタビの花に出会えた。

マタタビ(雌花)  キーウイの雌花とそっくり。
果実は細長く先端が嘴のようにとがる。果実酒などに利用。なかでも虫こぶの果実は乾燥させたものを、鎮痛や強壮剤などに利用。



マタタビ(雄花)   この雄花もキーウイの雄花にそっくり


参考までに「ハンゲショウの花」
花の時期に葉を半分白くする。「半化粧」や「片白草(カタシロクサ)」とも

目立たない花の代わりに葉を白くして昆虫を呼び寄せる戦略のようだ。
花が終わると、白くなった葉は元の緑色に返る。


林内に「山紫陽花(ヤマアジサイ)」の群落も・・・
見慣れた園芸品種のガクアジサイより地味だが、素朴で美しい。

装飾花の白色も見られた


ウツボグサ(靫草)シソ科

太い花穂が矢を入れる靫に似ていることからの名だが、靭には馴染みがなくて…
花穂を乾燥させたものを「夏枯草(かこそう)」と呼んで利尿剤に利用。