クマゼミの羽化
連日の猛暑と歯の治療中のこともあって巣籠状態が続いているこの頃、シニア自然大学在籍中の大阪城公園での「セミの羽化観察会」を思い出した。
暗くなるのを見計らって歩いてすぐの公園へ。思いついたらすぐ実行!
クマゼミ シャーシャーと朝早くから大合唱のセミ
南方系のセミで温暖な西日本以南の地域が生息域だったが、都市化や温暖化が進むにつれて、生息地が東へ北へと拡大しているようだ。大阪の中心部の抜け殻調査ではこのセミが大半を占めているようだ。
羽化したてのクマゼミ 観察にライトを当てても大丈夫
長い間(6~7年)で暮らした幼虫が地上に這い出て(敵に襲われるリスクの少ない夏の夜18~21時頃)
樹木や草に這い上がり、体を固定すると、背中の中央に裂け目ができ、頭や背中がでて、お尻だけを殻に残ししばらくの間イナバウアーの体勢をとっている。前あしを殻に引っ掛け、頭が上になり、体全体が殻からすっぽり出る。(この写真がちょうど殻から出たところ)
最初から見れなくて残念!
1時間早く来ていたらと悔やまれる。イナバウアー体勢の時のセミは蝋細工みたいで、とても神秘的。
羽化したてのクマゼミ 体はまだ柔らかく翅の脈も青色(成虫の翅の脈は黄緑色)
新たに見つけた羽化したてのクマゼミ
抜け殻を調べると確かに「クマゼミ」
クマゼミの抜け殻の特徴である、おなかにへそのような突起が確認できた。
セミの羽化はやはり最初から見たい。かなり時間を要するが・・・
すぐ身近なところで観察できることが分かったので、最初から~を目指して挑戦してみたい。
ナツズイセン クマゼミの羽化の観察時に見つける
ヒガンバナの仲間です。
ナツズイセンの地上部
ヒガンバナの仲間なので、花の時期には葉っぱはありません。
また葉っぱの時期には花はありません。
葉っぱが水仙の葉に似ていることから「夏水仙」の名がついたようです。
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