akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

亡母を偲んで・・山野草🌼

5月3日は母の命日、一周忌。
墓参りにも行けず(墓は長崎なので)、法隆寺裏手の松尾寺へ。
お参りと観察を兼ねての〝松尾寺詣出”です。


落葉が溜まった薄暗い林内に
銀竜草(ギンリョウソウ) 

今まで見た中で、少し変わった形の銀竜草。〝白い龍”というよりは〝キリンの頭”に見える。

銀竜草の群落  
 薄暗く湿った所に生える白いキノコのようなもので「ユウレイタケ」との別名もあるが、
 キノコではなく、葉緑素を持たない「腐生植物」


ギンリョウソウの花の中はブルーの瞳  白くて丸い果実が横向きに付くらしい。



宝鐸草(ホウチャクソウ)
お寺や仏塔の軒に、鐘のような飾りが吊り下げられている〝宝鐸”に似ていることからの名



如意菫(ニョイスミレ) すみれ色でなく小さな白い花
花柄のカーブが、僧が持つ〝如意”棒に似ていることからの名



蟻通し(アリドオシ) 蟻を突き通すような長い棘が特徴
秋に赤い実を付け、千両、万両などと同様の「正月の縁起物植物」 別名「一両」



銀蘭(ギンラン) 松尾寺の境内で毎年見られる自生の蘭 ところによっては絶滅危惧種に指定されている希少植物。 

「銀蘭」は花が白いことから「金蘭」に対しての名前。
キンランより少し小ぶり。花はあまり開かず、開花は〝おちょぼ口”様



金蘭(キンラン)
鮮やかな黄色の花を咲かせる、山野に自生する蘭   金蘭同様希少種の植物

斑鳩神社の境内にて(松尾寺への参道口にある)

今年はあまり花の状態がよくない😢


花がもう少し開くと、唇弁の赤いすじが見えるのだが・・・



白い花を中心に紹介しました。


あの〝キンさん、ギンさん”の齢までとは言わないけれど、母にはもう少し長生きしてほしかった!