akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

蟹草(カニクサ)の胞子嚢について

8/17日の近所を歩けばの「シダ植物・カニクサ」に
胞子葉だけでなく栄養葉にも「胞子嚢」が?


このブログに「yabusameさん」「もんちっちさん」よりコメントを頂きましたが
8/18日のシダ観察会でもこの疑問は解決できませんでした。



◎シダ植物のカニクサは全体(全草)が一枚の葉っぱ

★黄色でマークした広めの葉っぱは栄養葉
★青色でマークした人参の様に細かい葉っぱは胞子葉


胞子葉にも栄養葉にも、黄色でマークしたところに胞子嚢(ソーラス)が観える



◎yabusameさんより
こんなコメントを頂きました!   
(全文を紹介します)
シダについては全く無知ですがMIcrosofto AIに聞いてみたらこんな答えが返ってきました。「カニクサは、つるになるシダ類で、胞子のつくものとつかないものの分化が見られます。羽片ごとに胞子葉と栄養葉が分かれているような感じであるが中間的なものも交じります。胞子のつく羽片は主軸上にまとまって生じる傾向があります。つまり、カニクサの栄養葉と胞子葉は、同一の蔓に生じるため実際には胞子葉と栄養葉ではなく、1枚の葉の中の胞子形成部とそうでない部分の違いです」


私的には納得です!
yabusameさんありがとうございました!




◎シダ観察会の様子を少しだけ紹介

シダの資料や図鑑、他のサークルで観察会で培った知識などで「シダ」を同定しながらの観察会


★イノモトソウ(栄養葉と胞子葉に分化)

左:栄養葉            右:胞子葉(青色でマークした葉のヘリに胞子嚢)



◎タチシノブ(2形に分化しない、葉裏の胞子嚢)



◎ハカタシダ(2形に分化しない)

★斑入りのハカタシダは美しいので観賞用に栽培されている
従来はこの斑入りを「ハカタシダ」と呼んでいたが、今では斑が入りない緑色のものも、標準和名「ハカタシダ」と呼ぶ
仲間から、葉が硬いから「葉硬シダ」だよ!と教わる
斑入りの模様が博多帯に似ているから「博多シダ」との説もある。


◎ハカタシダの葉裏の胞子嚢



「カニクサ」を通じてブロガーさんに貴重なコメントを頂いたり
また仲間との観察会を通して、「シダ植物」に一歩前進!