akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

京都植物園へ

ライン仲間から送られてきた動画に誘われて京都植物園へ行ってきました。
(アクテイブロクさんの9月7日のブログでも紹介)


調べたら、「オニバス」の花や「ナンバンギセル」も咲いているらしい。


この日は台風接近で午後からは天気が崩れそうなので、見たい植物から効率的に回ることにした。


まずは「植物生態園」から
ここは~日本各地の山野に自生する植物や古来より栽培してきた園芸植物を、生態的にできるだけ自然に近い状態で植栽している~(案内板より抜粋)


京都植物園の中で私のお気に入りの場所の一つ


ナンバンギセル(南蛮煙管)     ハマウツボ科
万葉集には「思草(オモイグサ)」として登場している。うつむき気味に咲いていることからかな?  
かつての南蛮船の船員さんが咥えていた煙管(マドロスパイプ)に花の形が似ていることからの名。
葉緑素をもたず、ススキやミョウガ等の根に寄生している一年草。
(8月1日に葛城高原で観たオオナンバンギセルとの違いを確認してみたが・・・)



★マメ科の植物

①タヌキマメ(狸豆)
地域によっては準絶滅危惧種の植物。我が家のプランターにもここに負けないぐらい
群生?(過密状態で育てているだけ( ´艸`)



②マキエハギ(蒔絵萩)
白い蝶形花がチャーミング


③メドハギ(目処萩)  花は蝶形花
よく見かける植物だが、植栽されていると生育が良く別の植物に見える



④カワラケツメイ(河原決明) マメ科の花の多くは蝶形だが、この植物は蝶形ではない
豆果は上向きにつく(後述の草合歓は下向きにぶら下がる)
別名;「エビスグサ(決明)」「弘法茶(弘法大師が薬効を伝えたことから)」


民間薬として~お茶は、便秘改善や利尿作用があるとされている


「参考」カワラケツメイとよく似た「クサネム」

⑤クサネム(草合歓)  厄介な水田雑草 暗くなると小葉を閉じ睡眠運動をする
マメ科特有の蝶形花  豆果は下向きにぶら下がる(豆果は熟すと節のところでちぎれてばらける)


キツネノマゴ科

①スズムシバナ(鈴虫花)  朝開いて夕方には散る一日花
近畿以西~九州にかけての分布らしいが自生のものにはまだお目にかかったことがない


スズムシバナ(白花)



②ユキミバナ     
鈴虫花とよく似ているが、小さめ  
滋賀県と福井県の一部に分布とのことでもちろん自生の花は見たことがない



その他

メガネツユクサ(眼鏡露草)  露草の仲間らしいが園芸種なのか?
白い縁取りの〝青いサングラス”のようでユニークな花
数枚写したがすべてピンボケ😢  ネームプレートも見つからず後で調べた名前
こんな植物に出遭えるのも観察会の楽しみの一つ😊




ベニバナヤマシャクヤクの果実(京都府指定希少野生生物)  ボタン科
草木花の中で目立っていた果実。


以前、このヤマシャクヤクの花を日帰りツアーで見に行ったことがあった。京都府の山の中だったかな?