akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

ヤドリギ観察

所属している地元の自然観察サークルの
「ヤドリギ観察と元興寺拝観」の例会で奈良公園と奈良町へ行ってきました。


今年度(2022・4~2023・3)は日程が合わずはじめての参加。
会員制なので、会費を持って・・


観察資料「元興寺もヤドリギ」についても手作り



転害門裏手の林の中の「エノキ」に寄生する「ヤドリギ」


ヤドリギは落葉広葉樹(エノキ、ケヤキ、ムクなど)に寄生する常緑小低木
この時季の葉を落とした樹木では「常緑」はよく目立つ。


双眼鏡で覗くと淡黄色の小さな実が・・・
(雌雄異株)


半透明の淡黄色の果実(初めは白くで熟すと黄色くなる)5ミリ~10ミリの大きさ
果肉は粘り気があり(白い糸を引く)
風や鳥のくちばしにくっついたり、鳥の糞(排泄されても粘り気がある)で運ばれ、その粘り気で寄生主にくっつき、発芽し生長する。栄養は宿主からとらない(光合成ができる)が、水分は宿主からもらうようだ(資料によると)


先日「JT生命誌研究館」で学んだ、「共生の関係」ではない、寄生されているエノキは迷惑!?何の利益もないから!?


葉っぱは硬く革のような質感


参加者の何人かが「ヤドリギの実の味見!」
「ほんのりと甘い」そうだ!


拭っても拭っても、口元から白い糸が・・・😁(多分こうなるだろうと思い、味見はしませんでした!)



馬酔木(アセビ)の花  壺型のかわいらしい花が垂れ下がって・・
奈良公園によく見かける植物(鹿が食べない植物なので)


メジロが吸蜜に訪れていた。有毒植物なのにメジロは平気なのかな?



大仏池  水鳥を観る  地元の人がここはスケッチなどの「ビューポイント」の場所と・・



戒壇院の52段の階段  52の修行をして悟りを開くそうだ
早速一人が、52段あるかどうか、階段を上がって数の確認。


メンバーの中に奈良公園内のガイドをされている方や地元の方がいて、
案内や説明をしてくれる。(観光客気分!)


午後からの「元興寺」は次回に!