akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

稲刈りと古代米


近所の田んぼでは稲刈りが始まりました。

我が町は山がなく平地なので、稲刈りも機械で・・
これは自脱型コンバイン(稲を刈りとりながら脱穀し、籾(もみ)だけが出てくる)
稲を刈り終わって、持ち帰るのは“籾”だけ。
“鎌で刈り取り、干して脱穀する”ことを思えば楽だろうな~
効率はいいけど・・・新米のあの味は、どっか遠くに行ってしまったような・・・
農家にとっては、米価は安いし・・・コンバインなど機械化にはお金がかかるし・・・
そんな思いで稲刈り作業を眺めていました。

我が町の歴史・民俗資料館
この資料館が栽培している“古代米”の紹介です。
古代米とは稲の原種である“野生稲”の特徴を受け継いだ稲(米)のことで、赤米や黒米、緑米などがある。(ネットより引用)
中でも黒米は栄養価が非常に高く、白米と一緒に炊くだけで、紅くほんのり色が付き
見た目にも美味しそう。

古代米:神丹穂(かにほ) 右側の稲(このように倒れやすい)稲穂は赤褐色

古代米:緑もち   稲穂は黒い

古代米:紅染糯(べにそめもち)

古代米の田んぼの側の案山子

ワタの花   歴史資料館の庭で フヨウと同じ「アオイ科」

ワタの実がはじけて白いワタが・・
果実は1月ほどで実が割れ、中から“コットンボール”が顔を出す。
ワタは白色だけでなく、茶色や緑色などもあるとか。
そのままドライフラワーにしたり、
ワタの繊維をつむいで、木綿の布の原料に・・・

酔芙蓉と彼岸花(赤・黄・白)

我が家の酔芙蓉と黄色い彼岸花(鍾馗水仙)は例年より2週間ほど遅れて開花。
特に彼岸花は報道されるほど今年は遅いようだ。
今日は
≪★酔芙蓉の花色の変化  白色⇒薄ピンク⇒濃いピンク⇒翌日は凋む(落下)
★三色の彼岸花(赤・黄・白色)≫の紹介です


 1日目(7時40分)酔芙蓉(スイフヨウ)
八重咲きの園芸品種が多いが、我が家のは一重咲き
朝開いたとき花弁は白色⇒昼過ぎにはピンク⇒夕方には紅色に変わる。
この色の変化を“酒の酔い”に見立て“酔芙蓉”の名前が付けられた。

1日目(11時27分) うっすらとピンク色に色づき始めた

1日目(12時55分) 正午を過ぎるとピンク色に

1日目(16時20分)  濃いピンク色になり花弁は閉じ始める

2日目(10時2分)  花は紅色に閉じ、昼には落下してしまう。
右に見えているのは朝に咲いた酔芙蓉

黄色い彼岸花  鍾馗水仙(ショウキズイセン)
今年は2週間ほど遅かった。九州の生家より球根を移植(30年前)

白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)     近所の道脇で
彼岸花と鍾馗水仙の自然交雑種と言われている。
良く観れば真っ白でなく、淡い黄色や淡い紅色が残っている。

彼岸花                            近所の道脇で


新聞によると今頃、見ごろを迎えている彼岸花の名所もあるそうです。

秋の山野草

先日、武田尾の廃線コースを歩いてきました。
沢山の植物に出会え、愉しい一日でした。

武田尾⇒西宮名塩  廃線跡ハイキングコースを歩く
写真右には武庫川  左には線路跡の枕木が・・・

 秋丁子(アキチョウジ)  丁子に似た形で、青紫色の秋らしい花

爪蓮華(ツメレンゲ)  日当たりのよい岩場に生える多年草
葉の先がとがっているのを、動物の爪に例えた名前
古くから栽培もされていて、園芸品種の親にもなっているそうだ。
そう云えば、武田尾温泉近くの道路脇の「ツメレンゲ」は盗掘されているのか?
年々少なくなっている気がする。ここに群落を確認できてホッとした。

鵯花(ヒヨドリバナ)
鵯がなくころに咲くのでこの名が付いたそうな。

ホタルガ    ヒヨドリバナで吸蜜
そのうちにヒヨドリバナが好きなアサギマダラ蝶も来るかもしれない!?

男郎花(オトコエシ)の花後  女郎花(オミナエシ)に比べて、茎も太く、葉も大きく
全体に毛が多くて、華やかさに欠けるからこの名がついたとか

鵯上戸(ヒヨドリジョウゴ)  山野に生える蔓性の多年草
ナス科(花がなんとなくナスの花に似ている)
熟れた赤い実をヒヨドリが好むことから付いた名前だとか・・