akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

小さな野の花

園芸種の様な華やかさはないけれど、良く観れば可愛い野の花です。

桜蓼(サクラタデ)      
先日、白花桜蓼を紹介しましたが、それよりもこの桜蓼が、日本のタデの仲間の内でもっとも花が大きく美しい。花の形が桜に似ているのでこの名がある。

桜蓼の群落    耕作放棄田に今年も“桜蓼”の花園が・・・

疣草(イボクサ) この草の汁を付けるとイボがとれる?というのでこの名がある。
「イボトリグサ」とも呼ばれる 淡い紅色を帯びた花はキュート! 耕作放棄田於

草合歓(クサネム)                      耕作放棄田於
合歓の木のように、暗くなると小葉を閉じ睡眠運動をする。
薬用植物のカワラケツメイに似ているが、花の形や豆果の形とつき方(カワラケツメイは上向きにつく)が異なる。

狸豆(タヌキマメ)  日当たりのよいやや湿ったところに生える1年草   鉢植え
花蕾や豆果を包んだ毛深い萼をタヌキに見立てての名前
名前の面白さに魅かれて、3年前に友人に頂いた苗から、タネを採り育てている。
4月23日に種を蒔いたのに、8月の初めに発芽し、やっと花を付け始めた。
発芽までの期間も長く、発芽率も悪い!昨年は2本、今年は3本しか芽が出なかった。

長崎へ(帰省)



連休を利用して長崎に帰省しました。
今回は亡父の法事のための帰省なので、時間にも少し余裕があり(いつもは母の入院などと慌ただしいが)、実家の近くの風頭公園を散策してきました。

坂本龍馬像   相変わらず長崎港を眺めていました?   風頭公園於

蔓穂(ツルボ)  花穂がたたんだ傘のような形なので、参内傘(サンダイガサ)の名もある。ユリ科でニラによく似た葉っぱ。公園の中に群生していた。

鍾馗水仙(ショウキズイセン) 私は“黄色い彼岸花”と呼んでいいる
公園では赤い彼岸花よりもこの“黄色い彼岸花”がよく目についた。
元々このショウキズイセンは暖地系の彼岸花なので、長崎には多いのかも・・・

蔓蕎麦(ツルソバ)  ソバの花を小さくしたような花が集まって咲く
この花も暖地系の海岸に生えるタデ科の植物。関西では京都植物園でしかお目にかかっていない。小さい黒紫色の実は子どもの頃によく食べたものです。甘酸っぱい味でした。

特急かもめ 新大阪から新幹線「さくら」に乗り、新鳥栖で特急かもめに乗り換え長崎へ

長崎駅改札口 これだけの狭い改札口
九州新幹線西ルートは、令和4年開通とのこと
新幹線が開通すると、新大阪~長崎間は約1時間ほどの短縮で、の3時間58分。
新幹線の1日も早い開通を願います!

荒地盗人萩(アレチヌスビトハギ)

空き地や土手に萩に似た花が見られるようになりました。
萩と同じマメ科のヌスビトハギ。「綺麗な花ね!」と近づくと、果実(豆果)が服にくっついてしまいます。ご用心を!

荒地盗人萩(アレチヌスビトハギ)
北アメリカ原産の帰化植物。

アレチヌスビトハギの豆果
イノコズチやオナモミのように衣服にくっついてしまう“困ったちゃん!”

盗人萩(ヌスビトハギ)        在来種      京都御苑にて
盗人の忍び足の様な豆果(果実)が付くことからの名前(豆果を“ブラジャーの形”と仲間内では表現しています)
まだ果実が出来ていなくて、紹介できないのが残念!
アレチヌスビトハギに比べて花は小さく色も淡い。
豆果の形で「荒地盗人萩」か「盗人萩」かを見分けています。

紅葉葵(モミジアオイ)      植栽されたもの
アオイの仲間。葉っぱがモミジの葉に似ていることからの名前。
今年は花が咲くのが遅いような・・・