akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

鷺草と高砂百合

鷺草と高砂百合が今年も咲きました!


★母を偲んで
被爆者であった母が亡くなって今年の8月9日は〝3年目の長崎原爆祈念日


長崎県五島列島の中の小さな島育ちの母は、挺身隊に徴用され、原爆投下の時は香焼で作業をしていたそうだ。郊外だったのでその時には原子爆弾によるケガはなかった。だが島へ帰るために数日間、焼け野原の街を彷徨っていたとのこと。何とか五島の(中継地を挟んで数日がかかって)自分の島へ帰ることができたとのこと。


体の調子が悪くなると、いつも〝癌”におびえていた母でした!



◎サギソウが咲きました!

2つの鉢で40輪ほど咲いています!


◎まるで鷺(サギ)の如く

🌼まるで鷺の如く
(この花にまつわる「さぎ草伝説」は今日のアクテイブロクさんのブログを参照)


◎サギソウの花には蜜を溜めた長い距(キョ)が!
(いつもの花の距は〝L字型”なのに、今年はダランと棒状!)

矢印が距の部分
こんな長い距に溜まっている蜜を吸える昆虫はいるのだろうか?


昨年はタネができていた!(ということは、受粉が行われたということ?)


早朝の訪問者「チャバネセセリ」


蜜を吸えなくても、距の開口部にある雄しべと雌しべで受精が行われたら良いってことかな?!




◎高砂百合(タカサゴユリ)

ジャカランダの鉢にちゃっかり居候(タネで増えるので・・)
何と9輪の花と蕾


◎蟻が群がる開きはじめの花

◎高砂百合(タカサゴユリ) 別名;細葉鉄砲百合(ホソバテッポウユリ)
台湾から大正時代に観賞用に移入されたものが野生化した外来種


テッポウユリとの違いは、
★テッポウユリは開花が6月頃、葉の幅が2~3cmと広い
★このタカサゴユリは開花は8月頃、葉の幅は0,5~1cmと狭い(細葉鉄砲百合の別名)
花弁の外側に紅紫色の筋が入る(我が家のタカサゴユリのように筋のないものもある




この鷺草と高砂百合
8月9日の長崎原爆祈念日と亡き母に捧げます!