akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

食用“ユリ根”の花

お正月ごろ店頭に並ぶ“ユリ根”。
ほくほくとした食感で上品な甘みがあり私の好きな食材の一つです。茶わん蒸しに入れたり、卵とじにして食べます。
そもそも“百合根”とは、字の如く百合の球根(鱗茎)です。その鱗茎(りんけい)を鱗のようにはがして調理します。
食用とされる百合根には「オニユリ、コオニユリ、ヤマユリ、カノコユリ」(ネット検索)の4種類だそうです。
私たちが普段食用として使う“百合根”の多くは「コオニユリ」とのことです。

ユリ根の花(コオニユリ?)
4年ほど前にスーパーの特売で買ってきたユリ根。
ほんの遊び心で鱗茎の中心部を残し、それを4個ほど植木鉢に埋めました。
毎年ひょろひょろの葉っぱは出ていたのですが、花を付けるまでにはなりませんでした。
今年はなんと2本が花蕾を付けました。
“小鬼”ユリというよりは“鬼”ユリの雰囲気です。

まだ蕾が3個ほどあるので楽しみです。
花を楽しませてもらうかわりに、“ユリネ”として食べるのは我慢です。

アメリカデイゴとイナゴマメ


ジャカランダと紫陽花をお目当てに長居植物園に行って来ました。
ジャカランダの花はちょうど見ごろ(6月15日のアクテイブロクさんのブログをご覧ください)
紫陽花は梅雨の晴れ間のお天気にぐったり。やはり紫陽花には雨が似合います。
この時季の植物園は、他にも花菖蒲、睡蓮、百合、ダリアなどの花に彩られ、一年のうちでもっともは華やぐ季節のようです。


今日は私にとっては目新しいマメ科の植物「アメリカデイゴ」と「イナゴマメ」の紹介です。

アメリカデイゴ まるで羽根を広げたよう孔雀の様

アメリカデイゴ 別名:海紅豆(カイコウズ)
南アメリカ(ブラジルや北部アルゼンチン)原産の暖地性の花木。江戸時代末期に渡来


沖縄の県花「デイゴ(梯梧)」とは別品種
デイゴはインドやマレー半島が原産で、日本では沖縄が北限とされている。
春から初夏にかけて、葉が開く前に花を咲かせる。

アメリカデイゴ

イナゴマメ(雌株) マメ科ジャケツイバラ亜科  雌雄異株 
木の枝や幹からソラマメみたいな硬い豆がぶら下がっている。いつもジャカランダに目を奪われて見過ごしていた樹木。なんだこれは?通りがかった公園の職員が「豆はコーヒー豆代用などとして用いられる」と教えてくれた。
“イナゴ”の名の由来など?ネットなどで検索してみた。
和名の「イナゴマメ」は英語のLocoust beanの訳だそうです。
花は秋に咲き、実は1年かけて収穫される様なので、今年の秋に収穫ということになる。


ギリシャ語でイナゴマメの豆果は「動物の角」の意味だそうだが、 英語のイナゴを思わせる形にも見えなくはない。
また、タネは大きさや重さが均一であったことから重さの単位「カラット」の語源にもなったとされている。


豆や果肉を乾燥させ粉末状にした食品「キャロブ(キャロブパウダー)」は
チョコレートに似た風味でカルシュウム、鉄分、植物繊維が豊富で、そのうえカフェン等の刺激物を含まず健康食品として注目されている。
果肉には自然の甘味がありお菓子の材料にも使用されているとか、優れもののようです!

ツバメの子育て観察会

日本野鳥の会・奈良支部の
私の最寄駅「法隆寺」駅前商店街~法隆寺界隈での「ツバメの子育て」などの野鳥観察会があり、参加しました。

法隆寺駅前商店街の「ツバメ(巣)」を観察中
以前からツバメの巣が多いことは知っていましたが、こんなに多いとは!
日よけテント?まで“巣”が作られています。
小さい商店街ですが、「“ツバメ”をとても大事にしているからこんなに多いのですよ」とのリーダーの説明に、嬉しくなりました。

抱卵中のツバメ
一回目のヒナは巣立ち、巣から顔をのぞかせているヒナを観ることはできませんでした。
10個所ほどは2回目の産卵か?抱卵中のツバメを観察。
産卵は3~7個で、一日に1個づつ生むそうです。孵化後3週間ほどで巣立つようです。

ツバメの卵(殻)
仲間が見つけたツバメの卵の殻。子指先ほどの大きさ

若いツバメやケリ、ヒバリ等の観察
法隆寺へ向かう休耕田の畦道での観察会

ジャノメギク(ハルシャギク)
北アメリカ原産の一年草
園芸植物が逸出したもの。休耕田がまるでお花畑です。

法隆寺の土塀に沿って歩く
目新しい野鳥には出会いませんでした。


8月4日に平城宮跡での「ツバメのねぐら入り(ツバメが集団でねぐらを作り、越冬のため東南アジアへ渡る準備をする)」観察会が予定されているとのことです。
何度かねぐら入り観察は経験していますが、都合が付けば参加してみたいです。