akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

矢田丘陵の山野草

連休の人込みを避け、ホームグランド?の矢田丘陵を歩いてきました。夏を思わせるような暑さでしたが、新緑も、野鳥のさえずりも、時折出会うハイカーたちとの挨拶も心地よいものでした。

こんな道を歩いてきました

キンラン   ラン科の希少植物  今年もいつもの場所で出会えた
蕾のように見えるが、これで満開。これ以上は開かない。
“黄色い花を咲かせる「キンラン」も近くに咲いていたが、盗掘されたようだ”
毎日登山されている方が、教えてくれた。(持ち帰っても栽培は難しいのに!)

オカタツナミソウ(丘立浪草)  淡青紫色の花穂が同じ方向に向いていて、これを波頭に見立てた「立浪」草の名になったとか。

唇形花のはなびら  正面から見ると口を開けているようだ

チゴユリ(稚児百合) 林の中に咲く小さなユリ科の植物 
群生地をイノシシが掘り返すので、花が減少した

ギンリョウソウ(銀竜草)  薄暗い林の中の、腐植土に生える「腐生植物」
白く透き通っている感じなので、「ユウレイタケ」とも呼ばれる。

散歩コースの外来種

散歩コースで目についた外来種。かつては観賞用や食材等として導入されたであろうに、今では見向きもされず野生化して雑草として扱われています。

ツタバウンラン(淡青紫色)
 地中海原産の多年生草本   大正時代に観賞用に輸入されたものが、野生化したもの

   

ツタバウンラン(白色)  白色を見たのは初めて。 

マツバウンラン
こちらもツタバウンランと同じ「ゴマノハグサ科」葉っぱが松葉のように細いことからの
名。 北アメリカ原産で1941年に京都市内で採取された。 道端でよく見かける

ノジシャ    
17世紀以降、ヨーロッパでサラダ用野菜として栽培され、明治の初め日本にも入ってきた。栽培はあまり普及せずに野生化。 勿論サラダなどにして食べられる。

アカバナユウゲショウ
熱帯アメリカ原産  明治時代に花卉として輸入されたものが、野生化
“淡紅色の花が夜に咲く”ことから“赤花夕化粧”と名付けられたようだが、昼間でも咲いているのを見かける。

ニワゼキショウ
葉がサトイモ科のセキショウに似ていることからの名。花の中央が黄色で淡紅紫色の花が可愛い。
北アメリカ原産で明治の中頃に花卉として輸入されたものが野生化。今ではあちこちで見られる。


彼女たちを道端や芝生、石垣の隙間などで見かけたら、よろしく!
(参考資料:日本帰化植物図鑑)

♪~屋根より高い鯉のぼり~♪

連休の半ばにしてやっと天気も回復。久しぶりにいつもの“法隆寺裏手”を散策してきました。
“屋根より高い鯉のぼり”発見!気持よさそうに泳いでいます!
明後日は「子どもの日」、子育て時代が懐かしいです。

♪鯉のぼり♪の唄が聞こえてきそうです

藤の花    里山を彩っています
植物観察会では、しばしば「ノダフジ(蔓が右巻き)」か「ヤマフジ(蔓は左巻き)」か?が話題になりますが、私は“右巻きと左巻き”の見分け方が苦手。
これは花穂が長くきれいだから野田藤かな?・・・

イロハモミジの果実  花は葉の下に咲くのに(下の写真のように)
「果実は葉の上に顔を出し、プロペラ状に開いて(まるで竹トンボのよう!)熟したら
遠くまでタネを飛ばす」このイロハモミジの戦略。

イロハモミジの花   花は葉っぱの下に   神戸森林植物園にて