akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

矢田丘陵の植物たち

台風14号の接近で天気が崩れる前にと、法隆寺裏手の棚田~松尾寺~矢田丘陵を歩いてきました。
いつもの“一人観察会”、赤い木の実やひっそりと咲いている野の花(私だから見つけられる?なんて呟きながら・・・)矢田丘陵の秋の自然を愉しんできました。

登り口のススキ   ススキが穂を出しているだけでも違った趣の登り道


ヤマザクラも色付き始めて

ゴンズイの実     松尾山頂付近

ゴンズイの実    果実は熟すと割れて、中から光沢のある黒い種子が出てくる

コバノガマズミの実    矢田丘陵にて


ツルリンドウ    ひっそりと草むらに    矢田丘陵にて
紅紫色の果実はこれからの楽しみ!

コメナモミ     矢田丘陵の道脇でよく見かける
黄色い頭花の周りに突き出ているのは総苞片で、実と一緒に衣服などにくっつく(イノコヅチやセンダングサなどと同じようなクッツキ虫?の一つ)

ヤブマメ(藪豆)  山道脇でよく見かけるマメ科の蔓性の1年草
白と紫のツートンカラーがチャーミング

ノササゲ     山道脇でよく見かけるマメ科の蔓性の多年草


台風14号、被害が出ませんように!

武庫川渓谷廃線跡ハイキングコースへ

8月21日にも訪れた廃線跡コースでの観察会に、行ってきました。
今回は西宮名塩駅からのスタートで、武田尾駅までの約6,5キロの行程で、自然観察を
15名の仲間たちと愉しみました。


武庫川渓谷を行く


線路の名残りの枕木の残った道を観察しながら・・・

ビューポイントの鉄橋

スリル満点の真っ暗なトンネル(6か所あり)

武庫川を眺めながら・・小休止!

リンボクの花を撮る

リンボクの花  別名「ヒイラギガシ」   谷間などに生える常緑高木。
バラ科サクラ属のれっきとした桜の仲間。今は咲き始めだが、満開になると花穂は(雄蕊が突き出ているので)ブラシのようにみえる。

イタドリ雌株の果実
イタドリ(虎杖)は雌雄異株で雄株の花は既に終わっている。
民間療法としてのイタドリは、若葉をもんで傷口につけると、血が止まり、痛みがとれることから「痛みがとれる」を短縮して「痛(いた)どり」の名になったとか。
茎は軽くて丈夫なので杖に最適、まさに“虎杖”です。


メイゲツソウ雌株(別名:ベニイタドリ)の果実    今季初見の植物
イタドリの仲間なので、雌雄異株。
名前が思い出せなくて・・・偶然に出会った、仲間の知り合いの方に教えてもらう。



植物の名前が出てこない!歳ですね!
仲間からもしばしば同じような声が聞こえてきます!

大和葛城山へ

今日は天気も良さそうと、ぶらりと一人観察会。
“ススキの名所”大和葛城山へ登ってきました。
“登る”と言っても、近鉄御所駅~バス~ロープウエイで大したアップダウンもない葛城高原を散策するだけの、約5キロほどの距離を観察しながら歩きました。


葛城ロープウエイ      6分ほどの時間で葛城高原へ
日曜日ということもあり、混み合う程ではなかったが、予想以上の人出だった。

山上付近のススキ   十数年前はもっと背丈の高いススキ原だった・・・
栄養不良のススキ、何が原因なんだろう?


葛城山山頂(959、7m)       1年前には無かった赤いポスト


風がビュービューで肌寒い! 持参していた上着を羽織る。
時雨れていた天気もやっと回復。


アキギリ(秋桐)    今季初見
このアキギリは分布している地域が限られるため(本州中部地方、近畿地方、日本海側など)珍しい花の類のようだ。キバナアキギリは全国でみられるそうだが・・
花の形がユニーク、口を大きく開けているような・・花から出ている白い糸のようなものは雌しべ。     園芸種の「サルビアの花」はこの仲間だそうだ。


ツリフネソウ(釣舟草)   黄釣舟草の花は既に終わって見ることが出来なかった

イヌショウマ   白いブラシの様な花が美しい

ノダケ(セリ科)   初見の花
セリの様な葉っぱに、暗紫色の花。 

タムラソウ(田村草)  アザミの花そっくり、葉っぱの形も違うし、棘がない!

ワレモコウ(吾亦紅)  ススキに混じって群落が・・

散策路で見かける赤い実を付けたこの植物は?
なんと黄色い花をつける「オトギリソウ(弟切草)」と判明しました!


他にツルニンジン、ミゾソバ、アキノウナギツカミなどたくさんの植物を観察、
さらにこの日は秋場所の千秋楽で、応援している正代関の優勝も決まり大満足の一日となった!