akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

新たな🌼出会い

所用があり京都へ・・・
用事が早く片付き、立ち寄った京都植物園での思いがけない花との出会いです。


京都植物園案内図(ベニバナトキワマンサクに彩られて)



新たな出会いその①   カワセミソウ(翡翠草)

訪園のたびに、植物生態園のせせらぎ沿いで見かける、
足もと注意!「カワセミソウ」の立札。
この立札を見るたびに、〝翡翠草”ってどんな花?と思っていた。


ふと足元を見ると、雑草のような花が・・・
サギゴケ科?・・・もしかしてこの花!?
「当たり!」でした!

カワセミソウ(翡翠草)  サギゴケ科


唇弁花(唇のような上唇と下唇に分かれた花びら)で上唇は2裂、下唇は3裂になっている


京都御苑のムラサキサギゴケの群落に混じって生えているの発見され、2000年の秋に新種として発表された植物。今のところ京都だけにしか見つかっていないようだ。


スマートな花の形と宝石をちりばめたような花の中の斑紋を鳥の〝カワセミ(翡翠)”に例えての名のようだ。
そう言われてみると〝カワセミ”に見えなくもない( ´艸`)


カワセミソウの花を上から見ると

他のサギゴケ属の花に比べて
・筒状部が下唇弁に比べて著しく長く(筒状部が長いのは前の写真やムラサキサギゴケの写  真で比較確認を)
・下唇の隆起帯(赤褐色の斑紋が縦に並んでいる)も他のサギゴケ属が2本なのに
この花は4本


参考までに「ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)」

ムラサキサギゴケ  この時期に少し湿った畔などで群落をよく見かける花



その② 真近くで見れた「ハンカチノキの花」
中国西南部の標高2000メール付近に自生する落葉高木。
森林植物園などに植栽されているので、高い木を見上げるようにして、遠くから花を観ることがあった。こんなに近くで観ることができるなんて( ^ω^)・・・ラッキー!

ハンカチノキ  
白く垂れ下がっているのは、苞(ほう)で上と下の2つに分かれている。
特に下の苞はベロンと長い・・・涎掛けのよう。
このよく目立つ〝白い苞”をハンカチに見立てての名前のようだ。
肝心の花は?  中央部に球状に集まっているのが花


ハンカチノキ(植栽されている2本のうちの小さな木)
まるでハンカチをかけたような( ^ω^)・・・
これが白でなく黄色だったら「幸せの黄色いハンカチ」( ´艸`)


ハンカチノキの花(右上に日傘をさしている人が見ているのがもう1本のハンカチノキ。


その③
トビカズラ(アイラトビカズラ)という珍しい常緑蔓性植物の花も見ることができた。
数年前「北山植物園」でも見たことがある花


トビカズラの花蕾



植物園はいろんな花を見ることができるのは当たり前だが、開花の時期に、それも珍しい花に出会えるのは嬉しい!