akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

青・瑠璃・紫色どりの木の実

矢田丘陵で出会った、青紫系統の木の実の紹介です。

青葛藤(アオツヅラフジ)
ブドウによく似ているけれど食べられない。茎や根は「木防己(モクボウイ)」と呼ばれて漢方薬に使われている。利尿、鎮痛、解熱に薬効があることで有名な薬草です。

青葛藤のタネ
植物観察会の初めの頃に教わったことが、果実の中に「アンモナイト様のタネ」が入っているとの話。アンモナイトというよりは虫の幼虫みたい・・・

野葡萄(ノブドウ)
山野の仲間にヤマブドウややエビヅルなどの食べられる実があるが、この実はまずくて食べられない。赤紫や青紫などの実の色は、ブドウタマバエなどの幼虫が寄生して虫こぶになったもの。

臭木(クサギ)
葉や茎は臭いけど、果実はご覧のとおり!紅い色のガクとルリ色の実のコントラストが美しい。若葉は山菜に利用できる。

紫式部(ムラサキシキブ)
“紫式部”に例えられたほど、紫色の実が美しいといわれたムラサキシキブ。園芸種の「コムラサキ」ほど実がぎっしり付いているわけではないけど・・・奥ゆかしい実の付き方です。