akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

今季は早い❝彼岸花”

久しぶりに矢田丘陵歩きを予定していたが、生憎の雨模様、
仕方なくいつもの近所散策に変更。
なんと散歩道の土手にはヒガンバナが咲き出しているではないか。


アクテイブロクさんが前に早々と彼岸花をアップしていたが・・
予想通り、今季のヒガンバナは早い!


ここ2年ほど1~2週間遅れていたはず・・・
これも天候の影響か?


彼岸花と野生の朝顔   一度草刈りされたとの土手もご覧の通り!


彼岸花(曼殊沙華、死人花等別名が沢山ある)
万葉集には「壱師(いちし)」の名で詠まれているようだ。
秋の彼岸頃、花蕾が地面からにょきにょきと出てくる(葉っぱは付けない)


白花曼殊沙華の花蕾    撮影時は蕾だったが一昨日より開花し始めている


家の庭の「ショウキズイセン(黄色いヒガンバナ)」も花蕾が出てきた。昨年よりは3週間ほど早い。


アレチウリ       ウリ科の北アメリカ原産の外来種
カボチャの葉っぱ似でツルを延ばして繁殖力旺盛で、土手を覆いつくしている。


大錦草(オオニシキソウ)   北アメリカ原産の外来種


小錦草などとの違いは、茎が立ち上がり草丈が高いのでこの名前が付いたのかな?
小錦といえば?かつてそんな名の関取がいましたね・・・



今夕も贔屓の関取の応援です!

水田の草花

近所の田んぼでは稲の穂も出そろい、少しずつ頭を垂れ始めた。
稲刈りはまだまだ先・・・
通るたびに眺めている、〝水田の雑草”と呼ばれる草花の紹介です。



田んぼの端っこ(コンバインが作業しやすいように、稲を植えず、空いている)に
雑草と呼ばれる、アメリカコナギやコナギアメリカアゼナなどが繁茂(一度は刈られたが生命力が強い)


アメリカコナギ(ミズアオイ科)   
北アメリカ原産の外来種で、水田の雑草
白色の6弁花で、午前中に開花し午後からはしぼんでしまう。淡青色の花もあるようだが、まだお目にかかっていない。


アメリカコナギ


コナギ(小菜葱) ミズアオイ科    在来種
青紫色の花が葉の陰に隠れるようにして咲く。かつては食用にしていたようだ。


アメリカアゼナ(ゴマノハグサ科)
北アメリカ原産の外来種。水田の雑草


水田の端っこで繁茂している「ヒレタゴボウ(別名:アメリカミズキンバイ)」
熱帯アメリカ原産の外来種。「チョウジタデ(タゴボウ)」や「タゴボウモドキ(外来種)」とよく似ている。


ヒレタゴボウ(アカバナ科)
4弁花で花弁と花弁の間が空いていることが特徴。雄しべは8個(チョウジタデは4個)


ヒレタゴボウの果実
萼片が残っている(タゴボウモドキとの違い)


中でもこのヒレタゴボウは草丈も大きく、繁茂しているので、
農家の人にとっては大迷惑の雑草だろうな?!


こんなことを考えながら観察しています。

葛城高原の花たち🌼

葛城高原では夏の花と秋の花が混在していて、両方を楽しむことができた。



小鬼百合(コオニユリ)とススキ
コオニユリも数本咲いていてススキとの共演です。
ススキは秋の七草のひとつ
(鬼百合は葉腋にむかごを付けるが、むかごを付けていないので、コオニユリと同定)


河原撫子(カワラナデシコ)
秋の七草のひとつの撫子、草むらの中に咲いていると愛らしさも一際。


吾亦紅(ワレモコウ)
草むらの中に吾亦紅がひっそりと・・・


よく目についた「黄色い花」


大葉溝酸漿(オオバミゾホオズキ)
ミゾホオズキより標高の高いところに生え、花も少し大きい。葉に3~5本の脈が目立つのが特徴。


大根草    根生葉が大根の葉に似ていることからの名前


金水引(キンミズヒキ)     バラ科
花の色で名前が付いたようです。
ちなみに こんな水引も 水引(ミズヒキ)~紅白の染め分けの花  タデ科
            銀水引(ギンミズヒキ)~白い花 タデ科


弟切草(オトギリソウ)  甘いのかな?蟻が訪問中
群落があり、よく目につく花。


あまり目立たないけど「白い花」も・・・

水玉草(ミズタマソウ)
果実の産毛が雨などで濡れると水滴が付き、水玉のように見えることからの名前。好きな植物の一つ。


鵯花(ヒヨドリバナ)
鵯の鳴く頃に咲くのでこの名がついたとか・・・これから見頃の季節を迎える



〆はそろそろ花の終わりの「草紫陽花」

紫陽花の仲間で、野に咲く野性味溢れる「草紫陽花(クサアジサイ)」


また行きたい葛城高原、次はどんな植物に出会えるか?楽しみです!