akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

狭庭で・・・\(◎o◎)/!

猫の額ほどの庭なのに・・・
驚くことが次々と・・・


その①「フウセントウワタ(風船唐綿)」と判明\(◎o◎)/!
1昨年に名前のかわからないタネを植木鉢に蒔いたものが花をつけて、ふと見ると果実が!
なんだ~「フウセントウワタだ!」

風船唐綿(フウセントウワタ)キョウチクトウ科(旧分類 ガガイモ科)
フグの仲間の「ハリセンボン」の様な果実がユニークな、観賞用の「唐綿」
花は昨年も咲いたのだけど、果実を付けなかったので、名前がわからなかった。

ユニークな果実   熟すと、この中には長毛を持ったタネが沢山入っている。
京都植物園で観たタネは、同じキョウチクトウ科の「テイカカズラ」のタネとよく似ていた


〖参考》テイカカズラの果実(豆果)

テイカカズラの果実と枝葉  両者ともに枝葉を傷つけると、白い乳汁が出る



風船唐綿の花   アリが花に寄ってきているが・・・甘いのかな?
キョウチクトウ科というから有毒植物?


その②「キジバトが巣を!
テイカカズラの豆果を採ろうとして\(◎o◎)/!

キーウイやテイカカズラ、モッコウバラなどが絡み合った「フルーツ棚に巣」が!(取り除いたあと)


剪定ばさみなどで、下方から巣を取り除いていたら

たまごが落ちてきた!


恨めしそうな「キジバト」 

過去にも「土鳩」が巣をつくったことがあったけど・・
キジバトは初めて。 糞の処理など大変なんだから・・・キジバトさん許して!



目の保養に!「ヒメヒオウギズイセン

故郷で良く見かけた野生の花、こんな名前だったとは?!



その③「黄金蜘蛛(コガネグモ)」(クモの嫌いな方はスルーしてください!
黄金蜘蛛の網に「クマゼミ」が捕まっていた\(◎o◎)/!

近づくと コガネグモは慌てて網の端っこに  
クマゼミは網から逃れようとバタバタしている


次の日に観ると

ぐるぐる巻きにしたクマゼミを食事中


コガネグモの腹部はぱんぱんに膨らんでいる

平成の初め、引っ越してきた当初は良くみかけたコガネグモだったが、
だんだんみられなくなり・・・ほんとに久しぶり。
子供のころは、男の子がこのクモを戦わせて遊んでいた。


コガネグモを見かけることも少なくなり、またコガネグモで遊ぶなんて・・こんな光景もみかけなくなって久しい。


調べてみたら
「環境省の準絶滅危惧種」になっているようだ。


我が家の庭は「まだ自然が残っている?」ということかな?!

悲喜こもごも・・・😢😊

オオナンバンギセルが枯れてしまった!


ブログにアップして3日目の朝、だらんとなっている。
前日の35度を超える暑さにやられてしまったのか?
もともと涼しい高原に生育する植物だから暑さに弱いのかも?



一週間たった今は、蕾も花も茎も黒ずんでしまって・・😢

「オオナンバンギセル」の宿主・「タカノハススキ」が元気なのが救い!


枯れた「オオナンバンギセル」を悲しんでいるとき、


狭庭の片隅に「牡丹臭木(ボタンクサギ)」の花を発見😊
5~6年ほど前、農道の法面工事の場所から野生化したものをもらってきて植えたもので、
初めての開花。

濃いピンク色の小さな花が丸く集まって・・なかなかの美しさ!
深い緑色の葉っぱとのコントラスもよい!


でもでも・・花は臭わないけど・・葉っぱも茎も臭い!「臭木」の名の如く!
中国南部原産の園芸種だそうが、繁殖力旺盛で、暖地では野生化しているのようだ。
シソ科(旧クマツヅラ科)クサギ属の落葉低木


ボタンクサギの蕾


数年たって、花を咲かせてくれた「ボタンクサギ
臭い!と言いながらも嬉しい!😊


奈良公園で見かけた野生の
夏藤(ナツフジ)」マメ科で夏場に咲くので「土用藤(ドヨウフジ)」の別名もある

猛暑の中での白い花は爽やか!

念願の"思草″(ナンバンギセル)が咲いた😍

念願の"思草”(万葉集に詠まれている"南蛮煙管”の事)が
鉢植えの「タカノハススキ」の根元から顔を出し花を咲かせました!


◎大南蛮煙管(オオナンバンギセル)
南蛮煙管よりやや標高の高い場所に生え、花の時期や花の形や少し異なる。


タカノハススキに寄生(葉緑素をもたず、もちろん光合成もおこなわず、ススキやオギなどのイネ科の植物やショウガ科のミョウガなどに全寄生し養分を奪って生育する植物)

オオナンバンギセルの花2輪  蕾や顔のぞかせたばかりのものなどこれからが楽しみ!


横顔(花冠は紅紫色で、花片の先は少し反り返り気味、縁は細かな鋸歯)


正面(雌蕊の白い柱頭がみえる)


「南蛮煙管」の名の由来は
花と草姿が、南蛮人(昔のポルトガル人など)が煙草を吸うパイプ「煙管」に似ることからの名
奈良時代~室町時代までは「思草(オモイグサ)」の名で、江戸時代からは「南蛮煙管」の呼び名になったらしい~~~「山渓の野草の名前」図鑑を参考~~~


~~オオナンバンギセルを咲かせるまでの歩み~~
①神戸森林植物園のススキの根元や平城京のオギの根元で何度か観察するうちに、ナンバンギセルに興味を持った
栽培してみようと思ったのは
春日大社の万葉植物園で、鉢植えのススキの根元にナンバンギセルが咲いているのを観た時、これなら「私もできる」と・・・


③4年ほど前、前から欲しいと思っていた「タカノハススキ」を近所の持ち主から分けてもらう
一昨年の秋、葛城高原の「大南蛮煙管」のタネを採取
昨年の3月、鉢植えのタカノハススキの根元に擦り付けるようにして、採取したタネを蒔く
秋になって・・・何にも生えてこない!
(やや標高の高いところで生育する「大南蛮煙管」の発芽は多分にダメだろう・・・)


★諦めて忘れていたころ
やったー!
6月12日に突然に!
はじめは何かわからなくて・・グーグルレンズで調べてみると
ナンバンギセル”と出た😊


見つけた時は、キノコか?と思ったほどだったが、
19日もたつと大きく育ち奇麗な花が・・


自然観察では見れない、(短くて、ほとんど地面に隠れていて観察できない)や鱗片葉
南蛮煙管との、花弁や萼片の先端の形の違いなどをしっかり観察できた。


次の課題は
タネを採取して、株分けしたタカノハススキに植え付け、「アクテイブロクさん」に
差し上げること。(うまくいくかな?😉)