akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

銀竜草❀とアミガサタケ🍄

久しぶりの松尾寺詣で。
地域では厄除けで有名な古刹・松尾寺。いつも"お参りプラス他に目的が・・・”
今回は"コシアブラ"の山菜取りを兼ねての御参り。
コシアブラは葉が展開して、若芽というより若葉になってしまっていた。


若葉になったコシアブラにがっかりしながら、お寺の山門をくぐると
もうギンリョウソウ(銀竜草)が!
境内には数か所生える場所があり、いつもよりは少ないながらも数本ずつ確認できた。


ギンリョウソウ(銀竜草) ウロコ状の葉に包まれた花姿を竜に見立てた
林の中などの薄暗い湿った、落葉などの多いところに生える腐生植物(光合成はせず、菌類などから栄養を得る)
薄暗いところに生え、全体に白く透き通った感じなので「ユウレイタケ」とも呼ばれる


ギンリョウソウ(銀竜草)  青い目の一つ目小僧?


ギンリョウソウ(銀竜草)

ギンリョウソウ   花は茎の先に下向きに1個咲くが、
          白くて丸い果実は、横向きに付くようだ(まだ見たことがない)



お寺の境内の中の、松尾山の山頂に近い場所に「松尾神社」があり、そこの参道の石段で
今度は珍しい「キノコ」を見つけた!
石段の脇に1個ずつ4個も。


帰宅して、山と渓谷社の「きのこ」図鑑で調べてみたら
アミガサタケの仲間のようだ。


山と渓谷社の「きのこ」図鑑の「アミガサタケ」



アミガサタケ?   近くにもう1本似たようなのが・・
          図鑑によると「生食すると中毒する」と・・・
          煮たら食べられる? (食べる気などないけど・・)


アミガサタケの類(図鑑の「ヒロメノトガリアミガサタケ」似にているが・・)


アミガサタケの類(老菌)


アミガサタケの類


珍しい植物やキノコに出会うとそれだけで嬉しくなってしまう。



松尾寺の山門(法隆寺側から登った)  参拝者がシャクナゲを愛でていた


シャクナゲと落花ツバキの花が美しい

奈良公園の桜たち🌸

急に思い立って奈良公園の桜を見に出かけた。


奈良公園の桜は
3月下旬の枝垂れ桜からはじまって、染井吉野、山桜、奈良の九重桜(山桜の重弁化したもの)、八重桜、霞桜、奈良の八重桜(カスミザクラの重弁化したもの)と4月下旬まで長く花見を楽しめる


今年の桜は開花が早いので、そろそろ「奈良の八重桜」が見れるかもと期待しながら・・

奈良の八重桜が咲き始めていました。


奈良の八重桜(ナラノヤエザクラ)
この桜は奈良の"八重桜"でなく「ナラノヤエザクラ」という桜の固有種。
霞桜の重弁化したものといわれ、八重桜なのに、果実(サクランボ)ができる、不思議な?桜。(種子を植えても先祖返りをしてカスミザクラになるので、挿木等で増やしているそうな)
奈良時代に奈良公園周辺あたりで発見され、和歌にも詠まれている
~いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな(伊勢大輔)~


ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜)
奈良市、奈良県の花となっている。
奈良公園内をこの桜を探しながら歩くのも楽しみの一つ。



「奈良の九重桜(ナラノココノエザクラ)」
昭和の時代に奈良公園で発見された、山桜が重弁化した八重桜。
サクランボができるのも、挿木で増やすのも「ナラノヤエザクラ」と同様、
花の時期は山桜の時期で、奈良の八重桜より2週間ほど早い。

奈良の九重桜(ナラノココノエザクラ) ほとんど終わりかけ

奈良の九重桜(サクランボができかけている)



珍しい黄緑色の桜

御衣黄(桜)  これでも満開の桜だが、近くに咲いている「関山」や「八重紅枝垂れ」ほど人の関心はないようだ


御衣黄(桜) ウコン(桜)と共に黄色い桜の代表



八重紅枝垂れのもとで結婚式?前撮りにしてはカメラマンがいない。親族らしき立ち合いの人が・・・
いいな、いいな~😊😍



葉桜(染井吉野)と鷺池の浮御堂


興福寺  ノーマスクの外国の観光客が・・
「右近の橘、左近の桜」というが、興福寺では「右近橘、左近のフジ」で藤の花がちょうど見頃


藤の花も咲き出し・・・一気に春が駆け抜けていくような・・

❝山笑う”😍

"山笑う"とは、御存じのように
山の草木が一斉に若芽をふいて明るい感じになる春山の様子で、俳句では「春の季語」の一つにもなっている。(俳句講座に通いながらも、上達しない私ですが)


馬見丘陵公園の染井吉野桜に続いての
「きずきの森」の山桜などの"春の里山”の紹介です。


新緑と山桜が彩る…目に優しい、視力がよくなりそうな景色


山桜が見頃。


広場で景色を眺めながらお弁当  こんな花見もいいかも?!



ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)山野に生える落葉低木
花や若葉、枝など全体に毛深い、ウグイスカグラには毛はない。


果実は食べられる



ニワトコの花  
ブロッコリー様の花蕾は、山菜として天ぷらなどにして食べられる
花になってしまうと食用不可(有毒成分あり)


ニワトコの花後  やたらと目につく、食べることができないニワトコの花や花後、残念!



アオキの雌花  花の中央(柱頭)は少し凸になっている(雄花との違い)
日陰でも育ち、常緑で果実が美しいアオキは、庭木としてもよく植栽されていて、斑入りなどの園芸品種もよくみかける。
雌雄異株なので、花の時期になると雌花(雌株)と雄花(雄株)の違いを観察する。
なかなか違いが覚えられず、果実が残っている(雌株)のを頼りに、雌花を同定😁


アオキの雄花   雄花の真ん中(柱頭)は平(雌花との違い)


カキドオシ(垣通し) 足元にカキドオシが・・・この時期に良く見られるシソ科の多年草
民間薬としても利用されるそうだが、私はもっぱら天ぷらなどにして利用😁
手を伸ばしかけたが・・・・今回は遠慮。


ホーホケキョ🎵ケキョ、ケキョ🎵とウグイスが・・・証拠写真程度


ウグイスの囀りをBGMにしての愉しい〝きずきの森歩き"でした😊😋