akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

里山の春さがし

春本番の様な暖かさに誘われて、法隆寺裏手の里山を歩いてきました。
体力作りを兼ねての“松尾寺詣で”のシニアたちの多いこと・・・
草花の写真を撮っている私に、「六丁(松尾寺参道の丁石)」のあたりにクロモジの花が咲いているよ」と教えてくれました。教えてもらった場所では、高い木で写真を撮ることが出来ず、結局はクロモジの花を求めて矢田丘陵の里山歩きになったしまいました。

飛行機雲   青い空に飛行機雲が・・・なんだかうれしい!
ふと明日は雨かな?と・・

クロモジの花  お昼過ぎにやっと見つけました。 青空に映える淡い黄色の花
このクロモジの材は香りがよく、この木で作った楊枝「黒文字」はお茶席などの和菓子を食べるときに使われます。 山仕事などで小枝をお茶にして飲むこともあるとか。

馬酔木の花も見頃

シキミの花    松尾寺境内にて
実が有毒なことから「悪しき実」と呼ばれ、やがて「あ」が省かれて「しきみ」の名になったそうです。実の形が中華料理に用いられる「八角」に似ているので要注意!
仏事に用いられることが多いので寺院や墓所などでよく目にします。

アオジ   足元の草むらで採餌中 スズメより少し大きめの野鳥  図鑑で確認
      今季初めての観察  もうすぐ奥山へ去っていくのでしょうね。

タンポポの開花宣言


先日、天気予報で「タンポポの開花宣言」(2月26日、大阪管区気象台)を聞きました。タンポポの開花宣言?聞きなれない言葉です。ネットで検索してみました。


気象庁では全国の気象管署で統一した基準により、梅や桜などの開花、カエデやイチョウなどの紅葉した日などの「植物季節観側」と
ウグイスやアブラゼミなどの鳴き声を初めて聞いた日、ツバメやホタルを初めて見た日などの「動物季節観測」を行っている。(気象庁ホームページ参考)


「生物(植物・動物)季節観測」とは生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その結果から総合的な気象の推移を知るために行う観測(大阪管区気象台ホームページ参考)


大阪管区気象台のタンポポ開花宣言は昨年より一日早くなっています。
春の陽ざしに誘われて、法隆寺裏手の棚田に出かけてみました。


たんぽぽ咲いていましたよ!

関西タンポポ
「タンポポ開花宣言」のタンポポの種類はあくまでも在来種のタンポポで
年中咲いているセイヨウタンポポは含まれません。


在来種のタンポポ:カンサイタンポポ シロバナタンポポ シナノタンポポ  
         トウカイタンポポ エゾタンポポ

関西タンポポ(長野県以西に分布) 
セイヨウタンポポに比べて花弁の数が少なく“楚々とした美しさ”

関西タンポポ  横から見ると、外総苞片が外に開かず(セイヨウタンポポは外に開く)花弁に沿っている

西洋タンポポ   花弁の数が多くて艶やか、寒さにも強く冬でも開花

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポの綿毛  
年中咲いているのであちこちに綿毛が見られた。

梅の花にメジロ

今日も春の陽気に誘われてご近所散策。
何と梅の木にメジロが!
“目の周りが白い”のですぐにメジロと分かり、デジカメでシャッターチャンスを狙う。
“梅にウグイス”ではなく、ウグイスによく似た“梅にメジロ”
ネットで検索すると「メジロと言えば梅の花」のようだ。
花の蜜が大好きなメジロは花の蜜を吸いやすいように舌を進化(舌が非常に長く、舌の先は筆先のようにいくつかに分かれた形状に)
メジロが桜や椿の花が大好きなことは知っているが“メジロの舌”がこんな仕組みになっているとは?驚きです。

ヒヨドリの飛び去った後にペアのメジロが忙しそうに飛び交っていた

藪椿にミツバチ

“ツバキにミツバチ”   羽音を立てながらミツバチが飛び交っていた
私の原風景には“椿”にはメジロ。
子どもの頃の故郷では、メジロと競争?で椿の蜜を吸ったり、大人たちの楽しみのおとりを使ってのメジロ捕りや飼育しているメジロの鳴き合わせが浮かんでくる。(現在はメジロの捕獲も飼育も「鳥獣保護管理法」で禁止、規制。違反すると罰金が科せられる)