akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

ぶらっと~京都・笠置山寺へ

A新聞の~ぶらっと関西、歴史散策「京都・笠置寺」~に誘われて、新聞の切り抜き片手に“ぶらっと”行ってきました。


歴史に疎い私ですが、興味はあります。もちろんお目当ては植物観察との“2本立て?”です。
連休最終日でしたが、数えるほどの参拝者(登山者)で、寂しいほど静かな笠置山寺でした。


笠置山寺への「史の道・ハイキングコース」登り口、長い石段が待ち受けていた。
別ルートの道があり車でも上ることが出来る。ここまで関西線の笠置駅から徒歩8分程度。

笠置山寺  植物観察しながら1時間程度で到着
花崗岩の巨石や巨岩が点在する笠置山(標高228m)の山頂部にあり、修験道の行場がある。約1300年の歴史が有る。境内は鎌倉時代末期「元弘の乱」の戦場の一つとなり、焼きつくされた。


笠置山寺本尊仏・弥勒磨崖仏   奈良時代中期頃作?
3度の火災に遭い、彫刻腺がやけくずれてしまっている。(正月堂に特殊カメラで彫刻線を探して復元した画像がある)

千手窟(笠置寺で最も神聖な場所) パワースポット

虚空蔵石の摩崖菩薩像
他に胎内くぐり、揺るぎ石、貝吹き石等等の巨岩や行所跡などの史跡と、見所多し!

眼下に木津川を望む

オトコエシ(男郎花) 女郎花に対しての名前

ゲンノショウコ  センブリやドクダミと並ぶ日本三大民間薬の一つ

ハグロソウ  今季初見の花  上唇と下唇のような花の香たちが面白い
葉の色が黒っぽい(深緑色)のでこの名がつけられたそうな。

ギボウシの仲間   小形のギボウシのようだが・・
山道でかなりたくさんの蕾のギボウシをみつけた。自生のギボウシと思うが・・・名前を知りたい!

センニンソウ   あまりにも美しいので「ダイモンジソウ」とぬか喜びしてしまった。



京都・笠置(山・寺)は紅葉も美しいようです。
お勧めスポットです!

つれづれに・・・

やっと朝夕に秋の気配が感じられるようになりました。
それだけでも気持ちが上向きになれるような・・・


“観月の宴”    食事に行ったお店の季節飾り


来たる10月1日(旧暦 8月15日)は中秋の名月


旧暦では7月を初秋、8月を中秋、9月を晩秋といい、其々の満月を楽しむ風習あり、中でも中秋の名月は「15夜」と呼び、1年で最も美しい満月とされてきた。
日本では平安時代よりお月見の宴が催され、船に乗り、水面に揺れる月を見ながら歌を詠み
合い、風流な宴を楽しんだそうです。(“観月の宴”説明書きを参考に)


スホウチク        私市植物園で
黄色い縦筋が入り、黄金色に見える園芸種の竹


竹取物語(我が国最古の物語とされている)のかぐや姫が現れそうな竹林


先日の“月”をテーマのプラネタリウムではかぐや姫の物語がアニメで紹介された。
“ウサギさんが餅つきをしている”など・・月にはロマンがあります。


オミナエシ(女郎花)      秋の七草の一つ


フジバカマ(藤袴)    秋の七草の一つ


お月見にはススキやオミナエシ、フジバカマ等秋の七草を飾りたい!


ツリガネニンジン(釣鐘人参)  青紫色の可愛い野の花
釣鐘の様な形の花と白く太い根が朝鮮人参の根っこに似ていることからの名前。


春の若芽は「トトキ」と呼ばれ、山菜として利用(まだ食したことが無いです)


大きな“ユリ”の木の下で    自然の中で伸び伸びと自由に・・・遊ぶ保育園児たち


この子たちに“美しい自然”を残してあげたいです。

公園の片隅で

近所の公園の片隅で、ガガイモの花と果実を見つけました。
花はよく見かけるのですが、果実はあまりお目にかからない、珍しい(私にとっては)ものです。


刈り残されたフエンスの周囲で

ガガイモの花    五角形の星形の花で白い糸状のものは花の”飾り”とか・・


ガガイモの花を訪問中のハナムグリ? 


ガガイモの花と青い実    虫たちのおかげでめでたく結実(牛の角形の実)


ガガイモの果実   
ガガイモの“イモ(芋)”は土の中の根芋ではなく、角形の果実を芋に見立ててついた名前。
熟すと縦長に裂ける。


ガガイモの断面(うっかりタネなどを取り除くのを忘れてしまった)
ガガイモの青い実を切って、タネを取り除くと内側が白色で鏡のように光ることから
「鏡(輝美)芋」の別名もある。


熟した実は縦に2つに裂け、タネが飛び去った後はカヌーの様な形になる。
古事記には、小さな体のスクナヒコノミコトがこのガガイモの船(天の羅摩船)で海を渡ってきたと書かれているそうです。ガガイモは日本で書物に登場する最古の植物とか。
~参考資料「種子たちの知恵」~


長い絹毛の付いたタネは、捕まえてタンスの中で飼うと幸せになるという「ケサランパサラン」とも言われている。


このままの状態で草刈りがされずに、ケサランパサランが観れますように!