akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

新緑の葛城高原へ

ゴールデンウイークに先駆けて葛城高原へ!


急に思い立っての〝一人登山&ハイキング&観察会”
ルートは
駅までママチャリ~電車乗り換えて~バス~ロープウエイでの葛城高原



登山口駅から山上駅まで6分
ゴンドラからの眼下に広がる新緑と大和盆地・大和三山の眺望がすばらしい!


山上駅に付近には
画面左手にはウワミズザクラ(白いブラシ状の花)
ゴンドラの下はセイヨウシャクナゲ(植栽されたもの)



山肌を染めつくすツツジで有名な葛城高原、見頃の連休のころのロープウエイの混雑もまた有名( ´艸`)
連休の混雑を避けての観光客も結構多かったので、
私はあまり人の来ない「自然研究路」を自然観察しながらゆっくりと山頂へ向かった


目を洗うような新緑の自然研究路



新緑の中には〝モミジの赤い新緑”も混じって


ミツバツツジも咲き残っている



「一目百万本」と称されるヤマツツジ  まだ咲き始め
(この景色を眺めながらここでお弁当)正面に見えるのは金剛山


新緑の林の中で咲くヤマツツジは私好み


葛城山山頂(959、7㍍) 人が少なくなるのを待って山頂へ
(画面の奥に座っているロン毛の人なあたりから大音響の音楽が!😢)

大阪の市街地が・・・あべのハルカスも見える!
音楽もここでは騒音に聞こえる(イヤホンで楽しんで!)・・・早々に山頂を後にした。



山野草は次回に紹介です。

名残りの里桜🌸

前回の続きの京都植物園の名残りの🌸たちです。
北山門を入って右手に進むと、北山カフェのお店の近くに「桜品種見本園」がある。
観察会でもここをじっくりと観察したことはない。
国内最大級の桜品種数とのことなので、まだ咲き残っている桜もあったので、ゆっくり観察してみた。(ここが一人観察会の気楽さ!)



①御衣黄(ギョイコウ)


前にブログで紹介したこのギョイコウ桜の〝淡緑色の花の色”がどんなに色に変化するのか?
奈良公園になかなか行けなかったので、ラッキーだった。

御衣黄   咲き始めの淡緑色の花は目立たなかったが、これだったらよく目立つ!




②鬱金(ウコン)
〝黄色の桜”で有名
御衣黄桜とよく似ている


鬱金(ウコン) 




③園里黄桜
初めて目にする桜です。


園里黄桜は普賢象の枝変わりだそうだが、御衣黄や鬱金とよく似ている



④普賢象
以前にも紹介したが、園里黄桜と比較のために


普賢象の〝像の牙をした雌しべ”を見てください( ´艸`)

この桜の特徴の一つは椿の花のように花がポトリと落ちること。
来園者が見つけて「きれい!」と写真に撮っていた。
説明してあげたかったけど・・・( ´艸`)




⑤奈良の八重桜(ナラノヤエザクラ)

カスミザクラが重弁化(八重咲き)したもので奈良公園では最も遅咲きの桜
いにしえの歌にも詠まれた「いにしへの奈良のみやこの八重ざくら けふ九重ににほひぬるかな」(伊勢太輔)


前に紹介した「奈良の九重桜(ヤマザクラが重弁化した)よりは少し小ぶり
花の時期もかなり遅く、カスミザクラが散るころに咲く
この桜も奈良公園で観察する予定だったので・・・ラッキー😀


萼片は5個 奈良の九重桜は10個
(やっぱりここまで観てしまう(^^♪)




他に菊桜などの里桜が咲き残っていたが、特に興味のある桜をアップしてみました。

新たな🌼出会い

所用があり京都へ・・・
用事が早く片付き、立ち寄った京都植物園での思いがけない花との出会いです。


京都植物園案内図(ベニバナトキワマンサクに彩られて)



新たな出会いその①   カワセミソウ(翡翠草)

訪園のたびに、植物生態園のせせらぎ沿いで見かける、
足もと注意!「カワセミソウ」の立札。
この立札を見るたびに、〝翡翠草”ってどんな花?と思っていた。


ふと足元を見ると、雑草のような花が・・・
サギゴケ科?・・・もしかしてこの花!?
「当たり!」でした!

カワセミソウ(翡翠草)  サギゴケ科


唇弁花(唇のような上唇と下唇に分かれた花びら)で上唇は2裂、下唇は3裂になっている


京都御苑のムラサキサギゴケの群落に混じって生えているの発見され、2000年の秋に新種として発表された植物。今のところ京都だけにしか見つかっていないようだ。


スマートな花の形と宝石をちりばめたような花の中の斑紋を鳥の〝カワセミ(翡翠)”に例えての名のようだ。
そう言われてみると〝カワセミ”に見えなくもない( ´艸`)


カワセミソウの花を上から見ると

他のサギゴケ属の花に比べて
・筒状部が下唇弁に比べて著しく長く(筒状部が長いのは前の写真やムラサキサギゴケの写  真で比較確認を)
・下唇の隆起帯(赤褐色の斑紋が縦に並んでいる)も他のサギゴケ属が2本なのに
この花は4本


参考までに「ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)」

ムラサキサギゴケ  この時期に少し湿った畔などで群落をよく見かける花



その② 真近くで見れた「ハンカチノキの花」
中国西南部の標高2000メール付近に自生する落葉高木。
森林植物園などに植栽されているので、高い木を見上げるようにして、遠くから花を観ることがあった。こんなに近くで観ることができるなんて( ^ω^)・・・ラッキー!

ハンカチノキ  
白く垂れ下がっているのは、苞(ほう)で上と下の2つに分かれている。
特に下の苞はベロンと長い・・・涎掛けのよう。
このよく目立つ〝白い苞”をハンカチに見立てての名前のようだ。
肝心の花は?  中央部に球状に集まっているのが花


ハンカチノキ(植栽されている2本のうちの小さな木)
まるでハンカチをかけたような( ^ω^)・・・
これが白でなく黄色だったら「幸せの黄色いハンカチ」( ´艸`)


ハンカチノキの花(右上に日傘をさしている人が見ているのがもう1本のハンカチノキ。


その③
トビカズラ(アイラトビカズラ)という珍しい常緑蔓性植物の花も見ることができた。
数年前「北山植物園」でも見たことがある花


トビカズラの花蕾



植物園はいろんな花を見ることができるのは当たり前だが、開花の時期に、それも珍しい花に出会えるのは嬉しい!