akatonboのブログ

“自然大好きシニア”の目でとらえた“自然の美しさやおもしろさ”などを
紹介していきたい。

鷺草と狸豆の花が咲いたよ~(^^♪

今年も「鷺草」と「狸豆」の花が咲きました(^^♪


大事に育てている植物なので、〝花が咲く″ととても嬉しいものです。


鷺草(サギソウ)    ラン科
緑色で長く伸びているのは「距」、この中に蜜を蓄えていて、昆虫に受粉を助けてもらうようです(この距から蜜を吸えるのは長い口吻を持つスズメガの仲間らしい)
私も以前に蜜をなめたことがあります。


朝は開いていなかったが、夕立の後に見ると開花。初花です!
水滴を纏ってた鷺が飛んでいるような・・・優雅な花姿です。


今朝は3輪開花    


仲間から頂いた球根を育てていたのが、ダメになり、
昨年にアクテイブロクさんに分けていただいた鷺草。
害虫が付きやすい環境?なので、発芽してからの管理が大変でした。
8本ほどに蕾が(1本に2~4個)付き、これからが楽しみ。


発泡スチロールの箱にミズゴケを入れて栽培


湿地の自生する植物ですが、年々数を減らし、今や環境省の準絶滅危惧種です。


園芸品種もあり、私の栽培している「鷺草」は園芸種です。


狸豆(タヌキマメ)    マメ科


これも数年前にアクテイブロクさんに苗を頂いて、1年草なので
毎年タネをとり育てている植物。
自生の植物ですが、年々数を減らし、地域によっては絶滅危惧になっているようです。


青紫色の唇弁花、花までがタヌキの顔に見えてくるような・・・
ガクや蕾、豆果など毛深いところがタヌキの尻尾などに見えるので、この名がついたとか。


狸豆   種から育てたので数鉢に分けて栽培


タカサゴユリ(高砂百合)
花弁に紫色の筋の入っていない高砂百合、毎年この時期に
植木鉢や花壇の隅っこ、毎年神出鬼没の開花です。


夏芽(ナツメ)       緑地帯にて
中国では重要な果樹の一つだそうですが、日本ではさほど普及せず・・・
もう少しすると暗赤色に熟れます。生食、干してお菓子などに、または薬用に利用されるようです。
少し色付いたこの青い実を食べてみました。青りんごの味でした。

アブラゼミの羽化

クマゼミの羽化に続いて、今回は〝アブラゼミの羽化”です。


この並木の桜の木での観察  同じような条件なのに、セミにも好みの木があるようです
昼間にセミの抜け穴や抜け殻の多い木をリサーチしておきます。


アブラゼミ  クマゼミに続く大きい蝉
都市化やセミの種間争いなどで、近年数を減らしているようですが、この散歩コースではクマゼミと同じくらいよく見かけるセミです。
アブラゼミは♪ジージー、ジリジリジリ♪と鳴きます。油で食物を揚げている音に似ていることから、油蝉の名がつけられたとか・・・
クマゼミは朝方からで、アブラゼミは日中に鳴いているようです。


アブラゼミの羽化の紹介


①地上に出た蝉の幼虫が桜の木の幹を上っている


②木の葉に体を固定して羽化の体勢に入る(①のセミとは別の個体)19時14分


③幼虫の背中が縦に割れて、頭が出てきた(②のセミと別の個体)


④お尻だけを残して、イナバウアー体勢  19時44分
②と同じ個体  ②の撮影(19時14分)の後、30分後、他の羽化セミを観察している間に、ここまで羽化が進んでいた。


⑤ お尻を殻に少し残すだけ  19時54分(④の10分)


⑥殻から抜けて、頭部も殻と同じ向きになる    19時58分


⑦翅が伸びてきた   20時2分


⑧成虫の大きさの翅になった    20時8分
蝋細工のような淡いブルーのセミ。明日の明け方には立派なアブラゼミに変身!


長い間の地中の生活から抜け出して、羽化という大変身して自由に飛べる地上の生活を送ることに・・・命の神秘さを感じた!


中には羽化の途中で失敗して(何が原因だろうか?)殻を付けたまま死んでいるのも何匹か観察し自然の厳しさも・・・


鬼灯(ホウズキ)
枝付きでお盆の盆だなに飾ったり、浅草の〝ほおずき市″などでお馴染みの植物


小さいころ、果肉を取り出して、口に含んで鳴らしたり、膨らませたりして遊んだ記憶もあります。

クマゼミの羽化

連日の猛暑と歯の治療中のこともあって巣籠状態が続いているこの頃、シニア自然大学在籍中の大阪城公園での「セミの羽化観察会」を思い出した。
暗くなるのを見計らって歩いてすぐの公園へ。思いついたらすぐ実行!


クマゼミ   シャーシャーと朝早くから大合唱のセミ
南方系のセミで温暖な西日本以南の地域が生息域だったが、都市化や温暖化が進むにつれて、生息地が東へ北へと拡大しているようだ。大阪の中心部の抜け殻調査ではこのセミが大半を占めているようだ。


羽化したてのクマゼミ    観察にライトを当てても大丈夫


長い間(6~7年)で暮らした幼虫が地上に這い出て(敵に襲われるリスクの少ない夏の夜18~21時頃)
樹木や草に這い上がり、体を固定すると、背中の中央に裂け目ができ、頭や背中がでて、お尻だけを殻に残ししばらくの間イナバウアーの体勢をとっている。前あしを殻に引っ掛け、頭が上になり、体全体が殻からすっぽり出る。(この写真がちょうど殻から出たところ)


最初から見れなくて残念!
1時間早く来ていたらと悔やまれる。イナバウアー体勢の時のセミは蝋細工みたいで、とても神秘的。


羽化したてのクマゼミ  体はまだ柔らかく翅の脈も青色(成虫の翅の脈は黄緑色)


新たに見つけた羽化したてのクマゼミ


抜け殻を調べると確かに「クマゼミ」
クマゼミの抜け殻の特徴である、おなかにへそのような突起が確認できた。


セミの羽化はやはり最初から見たい。かなり時間を要するが・・・
すぐ身近なところで観察できることが分かったので、最初から~を目指して挑戦してみたい。


ナツズイセン    クマゼミの羽化の観察時に見つける


ヒガンバナの仲間です。


ナツズイセンの地上部


ヒガンバナの仲間なので、花の時期には葉っぱはありません。
また葉っぱの時期には花はありません。
葉っぱが水仙の葉に似ていることから「夏水仙」の名がついたようです。